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北海道最大のクラスター感染が発生した吉田病院理事長が「怒りの声」を発表し物議 「どこも無責任すぎる!」の声

TABLO / 2020年12月3日 15時50分

北海道最大のクラスター感染が発生した吉田病院理事長が「怒りの声」を発表し物議 「どこも無責任すぎる!」の声

画像はイメージです

無策な政治家たちは悔い改めて欲しい

北海道内最大のクラスターが発生した旭川市・慶友会吉田病院。理事長がその内情をホームページ上で暴露し、ネット上で物議を醸しています。

吉田病院では11月6日に看護師ら2人の感染が確認され、翌日には7人に増加したことから、旭川市保健所はクラスターと認定。これまでに計165人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかとなっています。

そんな中、吉田病院の吉田理事長が1日、「新型コロナウイルス感染症のお知らせ」をホームページ上に掲載し話題となっています。

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これまでの経緯について『感染症指定医療機関でなく防護資材・設備に制約のある当院にとっては、独力での対応が困難であることが当初より明らかであったため、関係機関と協議・調整を図りつつ、これまで対応を進めて参りました』と説明し、その過程において様々な不条理や疑問を感じるところがあったと主張しています。

まず、旭川保健所の対応について、

『感染患者の処置を行いつつ通常の医療・看護業務を行うことは極めて困難であるため、感染者の他病院への転院調整について保健所に強く要請を続けてまいりましたが、結果的にそれはかなわず、多くの患者が院内にとどめ置かれることとなり、クラスターの拡大を招く結果となりました』

とし、旭川市の対応についても、

『「医療崩壊」とも言うべき状況となってしまったことから、旭川市に対してはこれを「災害」と認定して、自衛隊看護師の派遣、感染予防具の供給等を道に依頼して欲しいとの要請を行いました。しかしながら西川市長からは「公共性」「非代替性」を満たさないとの理由から即座に却下された』

と説明。

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そして、旭川医大病院については、

『クラスター発生と同時に、それまで当院に派遣していた非常勤医を、自己都合でいっせいに引き上げるという措置をとった』

とし、

『感染と風評被害によって、ただでさえスタッフが急減に不足している医療現場において、そのような非道な措置をとることは、すなわち「医療崩壊」の引き金を自ら引くことに他なりません』

と怒りを滲ませていました。

この声明が話題を呼び、ネット上では、

「どこもかしこも無責任だね」

といった声をはじめ、

「手を尽くしても、助けを求めても、各々で頑張れみたいな丸投げされちゃあもうクラスター発生のこの結果は責められないし、医療従事者は辛かったでしょうね」

「どこももう余裕がない証拠だと思います」

「行政がきちんと対応しなかったからクラスターになったことがよくわかる。第3波に向けて準備していなかっただけでなく、クラスター発生後もまともに対応していない旭川の西川市長の対応は到底許されるものではない」

「気持ちは分かるけど非常勤医を引き上げさせた医大を一概に責める気にはならないな…非常勤医が感染して医大に持ち帰ったらそれこそ最後の砦が崩壊するじゃないの」

「今後旭川吉田病院の様な事例がドンドン出てきそうだ。医療崩壊は目の前かもしれない」

といった様々な声が寄せられていました。

現在は患者10名の転院が決まり、4日からは看護師2名の応援も受けられることになったという吉田病院。クラスター終息に向けて、体制が立て直せることを祈るばかりです。(文◎絹田たぬき)

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