ドコモの新プランはそんなにスゴくない！ ていうか、ａｈａｍｏって「サブブランド」じゃないの！？

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冷静に、冷静に！　情熱との間に

NTTドコモが、総務大臣の圧力に屈して、激安プランを発表し話題となっています。

新プランは「若者向け」を歌ったもので月額使用料は2980円。20GBのデータ容量と5分なら電話かけ放題もついています。5Gも対応。データ容量内ならば海外でも使えるという全部盛りです。しかも事務手数料や乗り換えの手数料もかからないとか。

デメリットとしては、窓口では申し込めず、全てオンライで申し込むという点。ここは非デジタル世代の高齢者には辛いところでしょうか。またテザリングが可能なのか、eSIMには対応するのかなどは発表されていません。

2021年の3月から申し込みが可能になるようですが、2020年4月から始まった「楽天モバイル」の1年無料キャンペーンがちょうど終わる頃で、ここにぶつけてきた感は否めません。いよいよドコモが本腰を上げたのでしょうか。

しかし、これ……既存のドコモ回線なのでしょうか？　この「ahamo」って、UQモバイルやYmobileのような、ドコモのサブブランドではないのでしょうか？

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どうもこの新プラン、怪しい部分があります。

その根拠は、現行のドコモユーザーが「ahamo」に乗り換える場合、2021年の3～5月の間だけはMNP（ナンバーポータビリティ）の手続きが必要となっているのです。

6月以降はプラン変更だけでいけるようになるそうですが、そもそもこれは「サブブランド」として用意していたものだけど、総務大臣の怒りの記者会見を見て、もともとは役所だったNTTですから「やばい！」ってことで、突貫工事で急遽変更したのではないのでしょうか。

事実、記者発表においても「新ブランド、新コンセプト」とあいまいなことを言っており、そのあたりには一切言及しようとしていません。

確かに、2980円は安いプランですが、それほどすごい内容かと言うと「？」です。20GBってYouTubeを見ていれば速攻で消費されますし、既存回線かどうか分からない以上、鵜呑みにすることはできません。これまで顧客に対して分かりにくい料金体系で混乱させ、長年使用してきた人が他社へ移ればお礼どころか違約金を取ってきた会社です。そうそう騙されるわけにもいかないでしょう。

首都圏や主要都市周辺であれば、データも電話も無制限の楽天モバイルには勝てません。無論、アンテナの問題があることは事実ですが、この辺りは時間の問題です。

また、楽天モバイルはドコモの今回の発表を受け、さらに驚くキャンペーンを仕掛けてくる可能性もあります。例えば、1年無料をさらに1年延期！ とか。

さて、残る二社、ソフトバンクとauはどうするのでしょうか。（文◎編集部）

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