東海地方の人里離れ寂れた温泉街にひっそりと営業する「ちょんの間」は警察の"お情け"で生かされていた
TABLO / 2018年9月1日 15時51分
昔ながらの"ちょんの間"があると聞いてやって来た、東海地方のとある温泉地。夜9時ごろ、温泉街のはずれを散策していると、白髪の婆さんが声をかけてきました。
「どこ行くの、ちょっと見てってよ」
「スナック?」
「うちは遊びの店」
「どうせオバサンばっかでしょ?」
「若い子いるよ、見てみたらいいじゃん」
その店は、スナックや韓国エステが入った雑居ビルの地下にありました。店内は異様に暗く、照明はピンク一色。壁も天井もコンクリ剥き出しなのは、「倉庫を無理やりスナックに改装したから」だそう。
奥のソファに女の子が2人いて、「いらっしゃいませ」と笑顔を向けてきました。「2人ともタイの子。この辺の店はほとんどタイ人だよ」と婆さん。
30代前半ぐらいでしょうか、1人は目鼻立ちのくっきりしたボブカット、もう1人は猫顔のロングヘアー。どちらもなかなかの美人です。遊び代は30分1万円。少し迷った末、ロングヘアーを指名しました。
婆さんは金を受け取ると、「あっちね」と奥を指差したのですが......なんと、ヤリ部屋はトイレの横にある小さな物置小屋。無理やりにもホドがあろうに。
会話もそこそこに服を脱がされ、素っ裸で布団にごろり。すると彼女も全裸になり、舐める部位をウェットティッシュで拭いたあと、右手でムスコをしごきながら乳首舐め。で、勃起するやいなや口でゴムをかぶせて濃密フェラ、そのまま流れるような動きで上からヌプッと挿入し、「あ~ん、うふ~ん」と喘ぎながら腰をふりふり。
攻守交替せねばと思いつつも、あまりの気持ち良さに終始されるがまま、あっさり果てちゃいました。
この店も含め、当地にはちょんの間が5軒あります。ぜんぶ覗いてみたところ、ほとんどがタイ人でした。ただ、どの店も女の子は2~3人だけ。この道40年というヤリ手婆さんが言います。
「女の子をいっぱい置くと、すぐ警察に潰されちゃうの。昔はうちも女の子が20人おっただよ。でも警察が年々うるさくなって、今はもう商売にならん」
裏風俗への風当たりは厳しくなるばかりですが、なんとか生き残ってほしいものです。
応援の気持ちも込めて、2回戦目はこの婆さんの店で遊ぶことに。こちらはさっきの「物置小屋」とは違い、潰れた民宿の2階がヤリ部屋になっていました。指名したのはチェンマイ出身のMちゃん。
部屋に入ると、ぼんぼりの薄明かりがくすんだ畳と布団をぼんやりと照らし、薄壁を隔てた隣室からは、肉体と肉体がぶつかりあう音と、男女の激しい息遣いが聞こえてきました。この淫靡さこそ、ちょんの間の魅力です。
コトが終わったあと、布団の上でしばしトークタイム。Mちゃんは信州や北関東のスナックを転々とした末、この温泉地にやって来たそう。かつてはあの伝説の色街〝横浜黄金町〟にもいたんだとか。
「私はもともと田舎の出だから、都会よりも温泉のほう気がラク。遊びはパチンコぐらいしかないけどね。稼いだお金はほとんどパチンコに使っちゃうの」
タイの故郷に家も建てたし、家族にもたくさん仕送りをしたから、今は自分のお金は自由に使うそうです。
「Mちゃん、時間だよー!」
階下で婆さんが叫ぶと、彼女は素早く身支度を整え始めました。時間オーバーすると罰金をとられるんだとか。
宿へ戻る前に、ちょんの間の1階でビールを飲んでいると、2人組のおじさんが入ってきました。聞けば、わざわざ隣県から通っているそう。
「ここは情緒があっていいよね」と先輩格のおじさんが呟くのを聞いて、私は深くうなずきました。
たしかに田舎のちょんの間には、普通のフーゾクにはない情緒があります。この古き良き日本のエロが末永く続くことを願うばかりです。(取材・文◎霧山ノボル)
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