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男性が大やけど 阪神電鉄の座席に付着していた謎の液体の正体は

TABLO / 2018年9月11日 14時33分


 今年7月にはオウム真理教の教祖である麻原彰晃元死刑囚と教団元幹部12名に対する死刑が続々と執行され、1995年に発生した地下鉄サリン事件に改めて注目が集まっている。
 この未曾有の化学テロでは、電車内で薬品溶液を混ぜ合わせ神経ガス・サリンを発生させるという手口が用いられたわけだが、今回これらを連想させる事件が発生してしまった。

 今月3日、阪神電鉄本線の甲子園(兵庫県西宮市)―梅田(大阪市北区)間で50代の男性が車両シートに腰掛けたところ、クッション部分に染み込んでいた薬品のような液体が尻に付着したことに気が付き、席を移ったが痛みが発生したため、梅田駅で下車し大阪府警曽根崎署に相談。
 被害の具合を受診した病院では「化学熱傷」と診断され、液体に触れた部分のただれが酷く男性は現在も重度のやけどのため入院中という。

 警察では今も阪神電鉄に対する業務妨害容疑での捜査中だが、男性以外の同様被害は確認されておらず、液体が何の薬品であったかも現在までに特定には至っていない。該当の座席付近にはラベルのないペットボトルが捨てられていたという。


「怖すぎだろ」
「普通にテロやん、本格的に捜査しろ」
「よく一人で済んだな」
「予行演習やろこれ...」
「監視カメラ設置不可避やなもう」


 やはりインターネット上にはテロを危惧する声も多数ある。また、尻が濡れたことに気が付き移動したにもかかわらず重度のやけどとなる薬品については様々な意見交換が。


「一瞬座っただけで重度の科学熱傷になる薬品って何だ?」
「硫酸の類だったらシート自体がお亡くなりになってるはずだよね」
「臭いはしなかったのかね」
「塩酸硝酸だと匂いで気付く、硫酸だと匂わない」
「硫酸は揮発性ないから」
「車の剥離剤の可能性?」
「酸だったら座席もなんか変化してそうだし強アルカリ系のなんかかね。セスキ炭酸ソーダとかでも濃いめにするとヒリヒリするし」
「硫酸だったら座席も溶けてたんじゃね? アルカリだと思うわ、水酸化ナトリウムとか」
「直接嗅がなければ塩酸も硝酸も匂わない」


 もちろんこれらの議論も警察発表が無い限り過信できるものではない。他にも2016年2月に兵庫県内を走る電車内で、飲食店店員が業務用洗剤をこぼし、その上に座ってしまった女子高生がお尻にやけどを負う事件が発生していたことも明らかになっており、この業務用洗剤騒ぎと同様に強いアルカリ性の液体なのではという意見も出されている。いずれにせよこれらがテロとは無関係であることを願いたい。(文・編集部)

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