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『cakes炎上騒動』は起こるべくして起きた 「経験ある編集者不在」が懸念材料の“ネット媒体”

TABLO / 2020年12月12日 14時30分

『cakes炎上騒動』は起こるべくして起きた 「経験ある編集者不在」が懸念材料の“ネット媒体”

画像はイメージです

まず、人であれ

コンテンツ配信サイト『cakes』が、またも炎上騒ぎとなっています。

声優で文筆家の浅野真澄さんが9日、『cakes炎上の結果、私の連載は消滅してしまいました』として、その詳細を文章で掲載。そこで明かされた『cakes』の不誠実な対応に、ネット上で「cakesが何度も炎上する理由が分かった気がした…」「この人たちは何も学んでないんだと感じた」といった声が寄せられていました。

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『cakes』といえば10月、同コンテンツで連載を持つ幡野広志さんが、夫のDVに悩む女性の訴えを“嘘”だと切り捨て、非難の声が殺到。そして、11月には「ホームレスを3年間取材し続けたら意外な一面にびっくりした」と題した掲載が炎上騒ぎとなりました。

浅野さんは、友人の自死をテーマにした文章をcakesにて連載する予定だったそうですが、

立て続けに起きたこの2つの炎上により、運営側から「自死というセンシティブな内容を扱っているから掲載できない」という判断を突きつけられてしまったといいます。

この結果に至るまでには、担当編集からの、

『これ、フィクションってことにしませんか。そしたらほぼ書き直さずに載せられます』

といった言葉や、編集長からの、

『掲載できないのは炎上のせいではありません。内容に問題があったのです』

『この連載を掲載して生じるリスクについて、あさのさんはどうお考えですか』

『繰り返し強調しますが、炎上のせいではありませんので』

といった言葉があり、すっかり消耗しきってしまったとのこと。

関連記事:なぜ? 写真家・幡野広志、DV被害者の悩み相談を嘘と切り捨てる 「Yahoo知恵袋のクソ回答みたい」と非難集中 | TABLO

最終的にcakes側が『炎上が原因で、あなたに非はありません』と認めたものの、『cakesは未熟で、センシティブな内容を取り扱えるほど成熟しておりません。ですからやはり、この原稿は載せられません』と連載の予定は消滅してしまったといいます。

浅野さんは『フィクションってことにしましょうと提案された日から、一度も通して朝まで寝ることができないまま、答えが見つからないモヤモヤを、私は今も、抱え続けています』と悲痛な胸の内を明かしていました。

こうして明かされたcakesの不誠実な対応に、批判の声が浮上。ネット上では「cakesが何度も炎上する理由が分かった気がした…」といった声をはじめ、

「あまりにも酷い。“フィクションにしましょう”なんて言葉、どんな神経してたら思い付くんだよ」

「ホームレスを人生ゲームにして遊べる倫理観の持ち主が賞を貰える媒体なんだから、自殺をフィクションに仕立て上げるぐらい朝飯前だよな。とにかく人の生き死にに対しての感覚が薄過ぎる」

「良い連載や記事もたくさん有るのに…。cakesがこれで失う物はきっとcakes側が思うよりもずっと多い」

「信じられない…炎上は“センシティブな内容に対する配慮不足”のせいであって“センシティブな内容を取り扱ったこと”ではないのに…cakes側は何が問題なのかすら理解できてなかったんだ…」

「2回の炎上と真摯に向き合っているならこんな愚挙に及ぶはずもない。この人たちは何も学んでないんだと感じた。浅野さんを応援したい」

といった怒りの声が寄せられていました。

あわせて読む:故・竹内結子さんが訪れた寿司屋 状況をペラペラと話す姿に批判殺到! 「飲食店として全く信用できない」の声 | TABLO

こうした状況を受け、cakesは『連載準備を進めていた方に、多大なる心理的ご負担をおかけした件で多数批判の声を頂戴しています。ひとえに、編集部からのコミュニケーションに未熟な点があったことに起因しています。改めて、深くお詫び申しあげます』と謝罪文を掲載。『引き続き、著者と真摯に対話してまいります』としていましたが、丸く収まる道はあるのでしょうか。(文◎絹田たぬき)

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