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元週刊誌記者が明かす、平尾昌晃氏遺産騒動アナザーストーリー 『涙のレイプ証言』事件

TABLO / 2018年9月26日 6時37分


 昨年亡くなった平尾昌晃さんの遺産争奪戦争が勃発しました。三男が夫人を提訴するとの記者会見を開催したのです。

 三男・勇気氏が平尾氏の現在の夫人に対して、激怒した会見でしたが、あくまで勇気氏側の言い分。夫人側がどう反撃するのか静観する事が必要と思われます。

 そんな平尾家を襲った、20年前のスキャンダルを思い出した方はそうはいないでしょう。
「平尾御曹司は、困ると記者会見を開くのかもしれないですね。当時を思い出しました」と、元週刊誌記者は語ります。

 1999年9月ノストラダムスの預言が当たらなかったと人々が失望していた頃の事案です。

 「19歳美人CMモデル『涙のレイプ証言』で告発された御曹司」のタイトルで、週刊ポストのスクープでした。記事によれば、平尾御曹司(当時はプロダクション社長)が所属タレントをレイプしたと書かれています。『事務所に泊まっていけば?』で誘い、『黙っていればイイ仕事も回す』と関係を強要した様子が記事で告発されていました。『何とかカネで片付けようとしたが』との見出しが印象的な記事でした。

 この記事にたずさわった週刊ポスト記者に接触する事が出来ました。

「女性が被害届を出して事件化をする前に、和解して『僕たち交際しています』と記者会見を開催したので面食らいました。それ以降、平尾マスコミ包囲網はかなり強まり、平尾家の飼い犬みたいな芸能マスコミは少なくないですよ」(元週刊ポスト記者)

 どうやら、記者会見マジックというのが当時もあったようです。

「裏取りのために、当時平尾御曹司の事務所にいた親しい女性タレントに接触しましたが、記事を止めるために泣きながら編集部や僕のケータイに電話してきました。『私に恨みあるの? 記事出されたら事務所潰れちゃうよ。私は所属しているだけなのに!』と脳裏に焼きついた泣き声に今も時々うなされます。平尾御曹司は自分のスキャンダルを潰すためにタレントを泣き落とし要員に使用するなんて呆れました」(同)

 この件から平尾家寄りに芸能マスコミは傾いていったと前出・元週刊ポスト記者は語っていましたが、ともあれ、平尾家の遺産騒動はこの分だと裁判にまで発展しそうな勢いではあります。芸能マスコミがどのように報じるのか注視していきたいと思います。(文◎神田川涼香)

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