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東京五輪のボランティア募集サイトが複雑すぎて応募者から怒りの声が 「駄目なサイトの見本」

TABLO / 2018年9月28日 11時0分


 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた報道が増えつつあるが、多くはオリンピック種目となっている各競技団体に巣食う組織の利権やパワハラ問題、体罰にイジメ問題と実に残念なものばかり。
 また、このところ続く酷暑で見物客や来場者だけでなく選手に熱中症患者が出てしまった場合はどうするのかという問題に、建設工事の遅れや膨らみ続ける予算と頭を抱えたくなるような情報がこれでもかと投げかけられている。

 これに輪をかけて熱い議論となっているのが2020東京オリンピック・パラリンピックボランティアスタッフに関する扱いだ。

 ボランティアスタッフとしてなんでも無報酬で任せるべきなのか、無報酬の労働に責任は発生するのかという根本的な意見から、ようやく見直しの目が向けられてきた「やりがい搾取」が再び横行することになるのではといった懸念、専門職スタッフにはボランティアと言えども報酬を支払うべきなのではという提案などが渦巻き、そんな最中にこれらを管轄する組織役員は多額の報酬を得ていることが露呈するなど事態は混沌としている。

 さらに現在騒動となっているのはボランティアスタッフを募る「東京2020大会ボランティア」スタッフ登録サイトの作り込みだ。

 導線がわかりにくいだけでなく、記入に30分以上かかるという項目の多さ。さらに生年月日を入力するために自分が生まれた月日までカレンダーを2018年から遡らなければならないというシステム、応募要項に「日本国籍又は日本に滞在する在留資格を有する方」とあるにもかかわらず国籍「日本」がプルダウンメニューのかなり下までいかないと選択できない点など、少し考えればより良く出来そうな部分が使い勝手の悪いままリリースされているということで怒りを通り越した落胆の声が広がることに。


「本当に駄目なサイトの見本だな」
「そこまでいろんな人種用意しなくても」
「これ半分エントリーシートだろ」
「根性を試す課題だろこれ」
「応募が試練ってハンター試験かよ」
「誕生日入力わろたwwww 高校生の情報処理入門以下だろ」
「どうせまた多重下請けで実際に作ってる奴は雀の涙の金しか貰ってないんだろ。だから最低限形になってる物しか作らず細かい配慮なんか無い物が出来上がる」


 また、あまりの入力の難しさに「登録させないためなのでは」という憶測も噴出し、最終的には役員とつながる人材派遣会社からスタッフを募る算段があるのではとの邪推までが出される騒動となっている。

 いずれも無事開催にこぎ着け、トラブルなく良き大会としてオリンピック史に名を残す形で汚名返上となってくれれば嬉しいのだが。(文◎編集部)

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