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なぜクレジットカードを使えないお店がいまだに多いの? 日本のキャッシュレス化は韓国・中国に惨敗

TABLO / 2018年9月28日 20時30分


 数十人はお客さんを収納できる規模で、ちょっとこじゃれた外観と内装。そんな飲食店でお酒を飲んでいたときのことです。
 楽しい時間も終わりまして、支払いのためにクレジットカードを提したところ、お店のスタッフが「あー、カードは使えないんです」というすげない返答...。

「いやいや、数人程度しか入れないようなきったない居酒屋ならまだしも、完全に今風なデザインかつ規模も大きめな店構えで使えないってどういうことよ?」

 と思いましたが、「じゃ、現金で」と大人しく支払いを済ませました。でも、使えると思っていたクレカが使えないときのガッカリ感はハンパないですね。

 そこで今回はクレカのデータについて調査してみました。


 まず、グラフ1は世界各国のキャッシュレス化の状況を示したものです。日本はわずか18.4%で、いまだに現金主義が横行しているんだなと。お隣の韓国は89.1%、中国も60%なので、もう少しキャッシュレスが浸透してほしいものです。

 ただ、日本国内のデータを見ると、徐々にではありますが、クレジットカードが浸透していることが伺えます。


 グラフ2はクレジットカード契約数の推移で、2005年は2億1787万件でしたが2016年に2億4619万件と3000万も伸びました。
 グラフ3は年間の申込・契約・解約の件数を示したもの。クレジットカードの申込と契約数は増加しています。解約数も契約数より下回っていることから、クレジットカードの契約数は年々伸びているのです。


 そして、グラフ4はさまざまな支払いシーンにおいて、どれくらいの割合でクレジットカードによる支払いをしているかという比率を現しています。

 詳しく解説すると、クレジットカード保有者をベースとして、「3ヶ月以内にクレジットカードで利用した」が「3ヶ月以内に支払いをした(クレジットカード、 現金等問わず)」の人数に占める割合を%で示したもの。さすがにオンラインショッピングは8割を超えていますが、プロバイダー料金とか、飲食店の支払いは5割台です。携帯電話は7割以上がクレカで支払っているのに、同じ固定費の電気やガス、NHK料金などが約5割程度って、すげー損しているんだよと教えてあげたくなります。

 日本人の現金信仰には驚かされるばかりですが、これからキャッシュレス化は間違いなく当たり前になっていくでしょう。クレカ決済を導入していないお店の多くはカード会社に払う手数料をケチっているんでしょうけど、将来を見据えて「損して得とれ」の精神を持ってほしいものです。(文◎百園雷太)

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