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高知県警、樋田容疑者を職質で逃す! 大阪府警の失態だけでなかった

TABLO / 2018年10月4日 9時0分

 

 樋田容疑者の足取りを追っていくうち、高知県を訪れた時に、高知県内の所轄警察官二人から、職務質問を受けた事が毎日新聞にて報道されました。記者クラブ発ではなく、毎日のスクープのようです。は、良いのですが、自転車の防犯登録番号を確認せず、そのまま行かせてしまったと言います。

 ......何で逃がしちゃったのか!高知県警。今まで本サイトは大阪府警の失態を徹底検証(追及にあらず)する事が再犯防止のための急務とさせていただいていましたが、高知県警さん、これはないですよ。

 僕も職務質問は何回か受けた事があります。警視庁管内の四谷署の自動車警ら隊には任意で事情聴取されましたが、ちょっとした抵抗を試みたため、パトカー、一台応援が来てしまいました。それほど任意の職質は警察は熱心なはずです。

 また、交通取り締まり月間では、東京都内に限って言えば、バイク、自転車、必ず狙われます。いたる所に交通警察が立っています。

 しつこいと感じるドライバーの方、大勢いらっしゃると思います。それで大体「何もなかった」で開放される方が大多数でしょう。取り締まりには「ノルマ」があるとされる警察にとっては自転車の職質は「美味しい」はずです。

 ここでワイドショーのコメンテーターは「日本一周の旅を装っていた樋田容疑者が計画的で賢い。従って高知県警の警官も見逃したのでは」みたいな事を言うのでしょうが、違います。繰り返しますが警察の見込みが違っていただけの事です。

 もしかしたら八月まで大阪府内で樋田容疑者を探していたのではないでしょうか、大阪府警は。そうすれば、当然管轄が異なる、高知県警まで連絡が行くはずもないでしょう。

 平尾脱獄囚のように島から、既に海を渡って泳いで逃げている、すなわち府外に逃走しているのではと考えなかった捜査の甘さが全ての原因です。

 テレビで「警察24時」のようなテレビカメラが入る時だけ「職質の鬼」みたいなナレーションとともに、警部補、巡査部長クラスの自動車警ら隊がフィーチャーされます。

 今回の高知県警の呆れた対応を見ると、職務質問も本当にいい加減だなと思わざるを得ません。また、樋田容疑者の犯歴は女性に刃物をつきつけて乱暴をしたり、凶悪犯そのものです。そのような危険人物を職質で見抜けなかった警察官にはテレビで「職質のプロ」「職質の鬼」のようなナレーションは一切やめて頂ければ幸いです。(文・久田将義)

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