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いま射撃場が危険! 南国ビーチを「最期の地」に選んだ悩める人々の"自殺の名所"と化していた!!

TABLO / 2018年10月4日 20時0分


 タイのプーケット島といえばビーチリゾートとして世界的に有名な観光地ですが、ここ数年、あまり嬉しくない名所となりつつあるようです。

 9月28日、プーケットの射撃場「Asian Shooting Range」で外国人が銃で怪我を負ったと通報を受けた警察が病院救急チームとともに現場に向かったところ、射撃ブースの前に西洋人男性が横たわっていました。

 男性は上半身裸でズボン履いただけの姿。かすかに呼吸がありますが、右のこめかみに銃痕があり左側へ貫通し、横たわった頭部の周囲には血が溜まっています。救急チームが応急処置を施し直ちに病院へ搬送しました。

 後ほど、25歳のオーストラリア人だと判明したこの男性は、目撃者の証言によると当日1人で射撃場にやって来たとのことです。射撃指導員が1名絶えずそばに付いていたのですが、男性は隙を狙って自分の頭部にコルト社製45mm口径半自動式拳銃の銃口を向けたのです。

 気付いた指導員が銃を取り上げようとしたものの間に合わず、1発発射された銃弾が男性のこめかみに当たってしまったのでした。

 同日夜、男性は救命処置の甲斐なく病院で息を引き取りました。オーストラリア大使館経由で死亡を知ったオーストラリア在住の男性の家族は、男性が家庭内で問題を抱えていたのが自殺の動機だと語りました。

 なぜ自殺の地をわざわざ海外に選ぶのか不思議ではありますが、実はここ数年プーケットでは外国人が射撃場で拳銃自殺を図る事件が相次いでいるのです。

 2015年にはイギリス人男性(21)が今回と同じ射撃場で自殺しています。16年にはエストニア人男性(43)がプーケット島内の他の射撃場「Kathu Shooting Range」で自殺。17年にも韓国人男性(42)が同じ「Kathu Shooting Range」で自殺を図って喉元を撃ち重傷を負っているのです。今回の事件でプーケットでは4年連続で外国人が射撃場で自殺したことになります。

 タイ全土の中でプーケットに集中していますが、パタヤの射撃場でも12年に南アフリカ人男性(42)がこめかみを撃ち自殺しています。

 プーケットとパタヤに共通するのは西洋人観光客に人気のビーチリゾートであること。英語が通じ気軽に滞在も射撃場利用もできることから、終の地に不名誉ながらも選ばれているものと思われます。

 西洋人のタイ・ビーチリゾート射撃場自殺ブーム。今後も続きそうな不気味さをはらんでいます。(取材・文◎赤熊賢)

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