立川志らくショック! 『グッとラック』打ち切りで麒麟・川島明の新番組決定の舞台裏
TABLO / 2021年1月9日 9時30分
『グッとラック』(TBS)ホームページより
番組改編期となる4月を前に情報が錯綜しています。
その中でスクープを放ったのは『週刊文春』(2021年1月7日発売号)。
打ち切りが噂されていた『グッとラック』(TBS)の後釜に麒麟・川島明さんとSHELLYさんがMCを務める新番組『SUNNY』が据えられると報じたのです。
「一部で報じられていた立川志らく(57)司会の情報番組『グッとラック』の終了ですが、春からは顔ぶれを一新して、主婦向けの生活情報番組がスタートします」
『週刊文春』はそうTBSの関係者からコメントを取っていますが、噂話として聞き逃せない立場にいるのは『グッとラック』の現MC・志らくさんでしょう。
いったい、番組改編の舞台裏で何が起きていたのでしょうか?
参考記事:松本人志『ワイドナショー』を降板!? 『とくダネ!』小倉智昭…『グッデイ!』安藤優子…次は誰か?
「司会の恵俊彰と同じナベプロの所属ということで出演する運びとなった。『ひるおび!』は同時間帯視聴率トップを続けており、プロデューサーは情報政策局長にまで出世。『グッとラック!』司会への抜擢もナベプロへの恩義が背景にあった」
『週刊文春』では、現在の『グッとラック』誕生の経由を芸能プロ関係者の言葉として説明していますが、志らくさんは「ポスト坂上忍」を思わせる毒舌ぶりが評価され、かつ誰もが認める落語家・立川談志さんの直系の愛弟子として、確固たる地位を築くかにも見えていました。
司会に抜擢される背景にナベプロの力があろうとなかろうと、それなりにやるだろうと…。
しかし――、最近は低視聴率にくわえて、その肝心のセンスについても「化けの皮」が剥がれてきているとの評価が下されてきたようです。
志らくさんは何をしでかしたのでしょうか?
<一応申し上げておきます。成人式に出ている若者全員を馬鹿と言ったのでなく毎年酒を食らって街中で迷惑顧みず大騒ぎする若者を馬鹿と言ったのです。それに感染対策せず街中で騒いでいるのは中高年の方がひどいと番組で言い続けております>
これは志らくさんが、『グッとラック』の中で放った意見に一視聴者が“曲解”してツイッターでつぶやいたことに対して、ツイッターで反論したコメントですが、一言でいえば「粋ではない」返しです。
<何故謝罪?間違ってないのに。切り取ったメディアが私に謝罪すべきでは?じゃないと発言者は常に切り取られ誤解される度に謝罪することに。何も発言できなくなるよ>
これも“誤解”した視聴者に対して、臆面もなくツイッターで反論したコメントですが、番組を見ていない人間にとってはどうでもよく、肝心の視聴者にとっては、「なんでわざわざ反論するのか?」といった、志らくさんの「器の小ささ」だけが露呈してしまった格好に見えます。
「出る杭は打たれる…志らく師匠は真実を語るからこそ番組を降ろされるんだ」
ネット上ではそんな少数意見も聞こえてきますが、はたしてそんな“陰謀論”は存在するのでしょうか?
SNSで叩かれるのは有名人の宿命…それもある意味、真理かもしれませんが、たとえばよく俎上に上がる『バイキングMORE』(フジテレビ)のMC・坂上忍さんなどは、さんざんネットで叩かれても本人は素知らぬ顔でネットのチェックもしていない…その是非は置いておいて、実際にそれなりの「視聴率」を獲得していることは事実です。
それは、どんなに叩かれても、坂上さんはストレス社会の一定の代弁者であり、世間から「必要」とされていることの証左ともいえます。
同じ「毒舌」枠でも、誰かの「代弁者」となれるかどうか、世間の「空気」を読めるか読めないかの差は、ことマスメディアの代表格であるワイドショーにおいて死活問題でしょう。
「立川志らくは世間の空気が読めていない」
ネット上では、そんな身もフタもない指摘が散見されますが、もともとマスの人気を獲得しているわけでなく、「立川談志」直系という“ブランド”に期待して、毒舌風の「坂上忍」の二番煎じを狙ったテレビ局がただただ勘違いしていたのではないでしょうか。
そして結果、その「席」を奪ったのは誰でしょうか?
「漫才コンビ『麒麟』の川島明(41)です。吉本芸人ぽくない清潔感と、バラエティでも出しゃばらず、話を振られるとしっかり笑いを取れる頭の回転の速さが叩く評価されている」
『週刊文春』で前出のTBS関係者がそう語っていますが、はからずも後継番組のMCは、「空気を読む」ことに関して業界で一二を争う腕の持ち主…といわれる川島さんです。
そこに、好感度抜群のSHELLYさんがサブMCにつく布陣を見れば、この改編は納得するしかありません。
とにもかくにも、ワイドショーの司会という任に就いていた志らくさんは、自身と身の回りのスキャンダルについて、たった一度の“独演釈明”で終わらせたときから、視聴者に見限られていたような気がしてなりません。(文◎編集部)
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