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深刻な檀家不足 電気小売り事業やITビジネス、サブカルにも進出 僧侶たちが展開する意外な副業

TABLO / 2018年10月16日 16時0分


 京都・西本願寺の僧侶らが今年の6月に設立したベンチャー「TERA Energy」(京都市)が、再生可能エネルギーを中心とする電力小売り事業に参入する旨が報じられています。檀家不足で僧侶も起業して副業をする時代になりました。

 「駐車場、マンション、飲食店を副業とする寺院はありますが、税法上、厳しくなってきています。僧侶を継いでいない住職のご子息等に起業させて、住職がバックアップするようなスタイルは前からあります。電力小売り会社を展開していらっしゃる方は首都圏にもいらっしゃいます。
 また、生前戒名、出張読経等をインターネットで受付するITビジネスや紹介代理店ビジネスを展開中の僧侶もいらっしゃいます。伝統的な宗教関係の世俗的なスキャンダルが近年報道されたりして、神仏離れはおきているので新しい形で顧客を確保しようとしているのです」(経営コンサルタント)

 市場が最近豊洲に移転して、少し寂しくなった築地にはX JAPAN のHIDEの葬儀にも使われた、東京の築地本願寺があります。ここは、劇場経営でも有名です。

 「演劇とのコラボレーションは、築地本願寺は先駆けですが、小さなお寺でも、演劇、コンサート、トークライブとサブカルチャーイベントスペースを展開する寺院が増えてきています。禅や絶食ダイエット等、修行の変化形のサービス事業をする寺も少なくありません。また、人々の心を掴む言葉を掲示したり、出版したりする動きも出てきています。少し前には、美坊主の写真ブームもありましたし、サブカルチャービジネスのチャンネルになってきているかもしれません」(出版プロデューサー)

 坊主丸儲けという言葉がありますが、僧侶も世俗ビジネスで生き残る方法を採らざるを得ない状況になっているようです。(文◎花苑スープ)

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