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巨人と密約か? 桑田真澄「次期監督」は決定的――「次はお前だ」原監督の殺し文句とは!?

TABLO / 2021年1月13日 9時32分

巨人と密約か? 桑田真澄「次期監督」は決定的――「次はお前だ」原監督の殺し文句とは!?

写真はイメージです

「前へ前へというタイプだからどんどん忘れていく」

これは読売巨人軍の投手チーフコーチ補佐に就任した桑田真澄さんが、PL学園時代の2年後輩・片岡篤史さん(元プロ野球選手)のYouTube番組で語った言葉です。

過去は振り返らず、未来だけを見ていく――、一見、カッコイイセリフに聞こえますが、桑田さんが口にすると“意味深”にも取れてしまいます。

15年ぶりに桑田さんが巨人に復帰する裏には、いったい何があったのでしょうか?

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昨年、ソフトバングに日本シリーズで屈辱の4連敗を喫して9年間も日本一から遠ざかっている読売巨人軍。

原辰徳監督の第3次政権にして4年目の2021年、「球界の盟主」「野球といえば巨人」といった、かつての栄光を取り戻すためにはもう後はありません。

「指導者でもエースになりたい気持ちで頑張ります」

1月12日、桑田さんは原監督とのツーショットの記者会見で意気込みをこう語りました。

この言葉に隠された「本当の意味」は何だったのでしょうか?

この「エース」という立場には、小学生の時からこだわり続けているという桑田さん。

高校時代にはPL学園のエースとして、甲子園で前人未到の20勝、2度の優勝、2度の準優勝を成し遂げました。

1985年のドラフト時では最後までプロ野球入りを否定し、早稲田大学に入学するはずだった桑田さんは、急転直下、巨人に単独指名されて入団を決めます。

甲子園を沸かせたKKコンビの相方・清原和博さんはプロ野球、なかでも巨人か阪神入りを熱望していました。

当時は球団側が自由にドラフト指名して、重複すれば抽選になっていました(清原さんには6球団が指名、西武ライオンズが獲得)。

そんな制度のなかで、同じく競合必至だったはずの桑田さんが、抽選にならずに巨人入りを決めたこの「事件」は、「早稲田大学は隠れ蓑」「巨人との密約」「裏切りのドラフト」などと報じられ、はては「多額の裏ガネが動いた」とまでメディアに追及されました。

はたして真相はどうだったのでしょうか――?

桑田さんは先述のYouTube番組でPL学園の後輩・片岡さんにこう釈明しています。

「裏ガネなんてもらったことない。早稲田大学に行くのだってウソだったら、寝ないで勉強するはずないでしょ」

これを聞いた片岡さんは納得していた…とは言い切れない表情でしたが、この「事件」は確実に、その後の桑田さんに対して「負のイメージ」を与えました。

実際、「負のイメージ」はつきまとい、現役時代には野球以外の投資に手を出して「投げる不動産」とも揶揄されていました。その借金を巨人が補填した……とまで指摘されたこともありました。それが当時のオーナー・ナベツネこと渡邊恒雄さんの逆鱗に触れて、巨人軍での未来は絶望的とまで報じられたこともあります。

それでも「エース」にこだわる桑田さんは、巨人軍のエースナンバー「18」を背負って、沢村賞(1987年)、最優秀防御率(1987、2002年)、MVP(1994年)などを獲得、通算173勝を挙げました。

そして、巨人退団後の2007年にメジャーリーグのパイレーツでプレーしたのを最後に2008年に現役を引退しています。

その後は、早稲田大学の大学院スポーツ研究科を首席で修了し、東大で特別コーチを務めるなど、輝かしいキャリアも重ねました。

しかし…ここで一つの疑問がわいてきます。

「なぜ、投手チーフコーチ補佐という一般的ではない役職で復帰したのか」

ちなみに同じく巨人一筋だった高橋由伸さんは、現役引退直後に「監督」に就任しています。

「原監督の人望もあるし、念願の巨人復帰だから肩書は関係ないだろう」

そんな意見も聞こえてきますが、前述した通り、「エース」にこだわる桑田さんです。

巨人や早稲田、はては東大まで華麗なキャリアを重ねた桑田さんが、肩書(ブランド)にこだわらないほうが不自然ともいえます。

ここでカギとなるのが、すでにコーチ陣が確定している時期に、オーナーに直談判した原監督が、桑田さんをどう、くどいたのか……です。

いったい、どんな殺し文句を言ったのでしょうか?

自身も巨人軍一筋だった原監督は、1998年に長嶋茂雄監督の下、「一軍野手総合コーチ」(これもいまいちピンとこない役職です)の肩書で復帰後、一軍ヘッドコーチから2001年のシーズンオフで「監督」に就任しています。

この原監督のコーチ就任はすでに「監督への道」だったことは、誰もが認めています。

そんな「王道」を歩んできた原監督だからこそ、「エース」にこだわる桑田さんの気持ちは分かるのかもしれません。

「俺の次の監督はお前だ」

原監督はこう、くどいたのかもしれません。

もしそうだとすれば、曖昧な役職「投手チーフコーチ補佐」という任を受けたのも納得がいきます。

「投球術は超一級品、処世術も超一流」

桑田さんの「光と影」をそう捉えるプロ野球の関係者もいます。

クスリに手を出して全てを失った「相方」清原和博さんに対して、朋友の佐々木主浩さんはYouTube番組で清原さんにこう、語りかけました。

「俺たちは不器用だからな。ワルぶってるだけだし。本当のワルは真面目そうにしてるんだよ……いま、ひとりしか頭に浮かんでないだろ!笑」

その人物が誰を指すのかは分かりません(清原さんの暴露にピー音が入る)。

いずれにしても桑田さんは「指導者のエース」になるべく、原監督の退任後に「巨人軍監督」の座をつかむのでしょうか?(文・編集部)

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