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菅首相、逆ギレ会見の真相 「ぶら下がり」で逃げようと思ったのに記者の質問攻めが思いのほかヤバかったのでライフ0に|プチ鹿島

TABLO / 2021年3月2日 6時0分

菅首相、逆ギレ会見の真相 「ぶら下がり」で逃げようと思ったのに記者の質問攻めが思いのほかヤバかったのでライフ0に|プチ鹿島

「国民のために働く」のキャッチフレーズが虚しい(撮影・編集部)

前回は「菅首相と政治記者」について書いたのですが、先週末にこんな展開がありました。

『菅首相 キレた「同じような質問ばっかり」…接待問題の質問浴び』(デイリースポーツ2月26日)

一体何が起きた? 伏線はこちら。先週木曜夜の記事。

『菅首相、急きょ会見見送りへ 山田広報官の問題も影響か』(朝日新聞デジタル2月25日)

金曜(26日)に予定していた「緊急事態宣言の先行解除に伴う記者会見」を見送ることを書いている。政府関係者は「会見をしない理由は広報官だろう」とコメント。山田真貴子内閣広報官の接待問題隠しの匂いプンプン。
官邸側は会見しない理由をどのように述べたか。そのひとつは昨年の「5月21日」にあった。整理すると、安倍前首相は最初の緊急事態宣言を39県で先行解除することを決めた昨年5月14日には会見していた。
しかしそのあと、

《3府県の解除を決めた5月21日は会見を行わず、報道陣のぶら下がり取材に応じただけだった。》(日刊スポーツ)

この前例があるから官邸は会見をしないというのだ。ちなみに昨年の5月21日は何があったのだろう?

安倍首相が検察庁法改正を見送った理由はコレか! 黒川検事長に「接待賭けマージャン」報道! 懲戒免職も…!? 

《5月21日については、当時の黒川弘務東京高検検事長が賭けマージャン問題で辞表を提出した日でもあり、質問を避けたのではとの見方も出ていた。》(日刊スポーツ)

ああ……。このときもツッコまれること必至の問題があったのです。それだけではない。昨年3月にはこちらも。

『<新型コロナ>首相会見なし 「森友」追及避ける思惑か』(東京新聞3月21日)

そして「キレた」

このときは春の3連休で人出が多くなりそうだったが国民に直接呼びかける会見はしなかった。イベント自粛や一斉休校を巡る対応について説明が求められるタイミングだったのだが……。では何があったか。

関連記事:財務省が書換えを自認か? 「森友問題」を朝日新聞の立証責任にすり替えるのは筋違い|プチ鹿島

森友学園問題で、自死した財務省近畿財務局職員の手記が「週刊文春」で公表された週だったのである。

聞かれたくない問題がおきたときには会見を避けているようにみえる。菅首相は「あしき前例主義 打破」を言うが、安倍政権からあしき前例を受け継いでいるのでは?

さて、会見をしなかった首相は「ぶらさがり会見」をおこなった。首相官邸から出るとき途中で立ち止まって話をするというスタイル。会見もどきと呼んだほうがいい。まんまと通りすがりのおじさん風に切り抜けるかと思いきや、記者たちから質問攻めにあった。

「緊急事態宣言の6府県解除という重大決定をしたにも関わらず、なぜきょう記者会見を行わなかったのか?」
「高額接待を受けた山田内閣広報官の問題が影響したのか」
「会見を行わずに国民の協力を得られると思うか」

などなど。そして『菅首相 キレた』(デイリースポーツ)という事態に。「同じような質問ばっかり」と。

歴史的な会見もどき。策士策に溺れるということわざを思い出した。それにしても「同じような質問ばっかり」というけど、同じようなことをして、同じようなごまかし方をずっとしてきたからでは?

こんなことを書いていたら山田真貴子内閣広報官が入院し、3月1日に出席する予定だった衆議院の予算委員会は欠席。そして辞職へ。この一連の流れもあしき前例主義だなぁ。打破は無理だったのである。(文◎プチ鹿島 連載「余計な下世話」)

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