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女性用風俗のセラピストで成功するのは「イケメン」でも「テクニック」でもない 『あいのり』の桃の旦那“しょうくん”から学ぶ献身性|春山有子

TABLO / 2021年4月6日 10時55分

女性用風俗のセラピストで成功するのは「イケメン」でも「テクニック」でもない 『あいのり』の桃の旦那“しょうくん”から学ぶ献身性|春山有子

画像はイメージです

 

おそらく、スポーツ新聞系ニュースサイト掲載率日本一の女性こと、恋愛観察バラエティ『あいのり』(フジテレビ系)出演者で人気ブロガーの桃さん(36)が、20年6月に結婚した6歳年下の一般男性のSNS顔出しを解禁したことを、自身のSNSで報告――したことがまたしてもスポーツ新聞系ニュースサイトで取り上げられました。

桃さんが自身のブログで「なんと…旦那さんがブログを始めました」と報告したのは、4月2日のこと。夫の男性はこれまで、桃さんのインスタグラムにアップされたウェディングフォトでのみ顔出しを許しており、ほかの写真は横顔やうつむき顔、見切れ姿、など鮮明に写ることを避けてきた様子。

その理由として桃さんは、「お硬い会社に勤めていて、サラリーマンだったので」と綴っています。しかし夫の男性、「3月で一旦勤めていた会社を退職し、これからは育児もあるので、自宅でできるお仕事をしてくれることになりました(私のYouTubeの個人チャンネルの編集もやってもらいたいなぁとお願いしているところです)」といい、ブログ開設にも至ったというのです。

その名も、「桃の旦那 しょうくん オフィシャルブログ」――。

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これには、いつも「桃さん? というんですかこの女性? どこに需要あるの?」ととぼけたり「もっと報じるべきことがあるはず」とニュースサイトを叱りつけてきたネットユーザーも大喜び。

「ここにヒモ旦那が誕生」
「両親がこんなでは子供がグレそう」
「私が妻なら『会社辞めてブログで生計立てる』と言われたら全力で止める」
「グータラヒモ男にならないようにね」
「あきれてものも言えません。働こうよ。旦那さん完全にお金目当てで結婚しましたね」

もちろん、

「桃の夫イケメン! さすが桃だわ」
「しょうくんの顔好きすぎ。うちの旦那がいないすきに眺めてる」
「愛されているってこういうことだよな」

などの肯定的な声も散見されますが、やはり「喝だ喝!」が多勢なのは否めません。

こうした捉え方の背景には、男女差別が根深く潜んでいやしませんでしょうか。男は外でバリバリ働き、自宅にいる妻(趣味:ブログ)がそれを献身的に支えるものだという、さんざん令和の女性たちが異を唱えている固定概念が。

筆者が桃さんの報告を見てまっさきに感じたのは、なんと多様性があり先進的だろう、ということでした。

桃さんの4月2日のインスタグラムの投稿、ぜひ見てください。

参考記事:半裸の妻を後ろから優しく抱きしめる「しょうくん」 これはキツ……いや、すごい献身愛だ!

昼下がりのベッドの上、半裸で笑顔の桃さんをそっとバックハグしつつ素肌を触り、優しいまなざしを向ける白いTシャツ姿のしょうくんーーの写真を。

女性ならば誰もが思うはずです。

「これ、どこの女性用風俗店のバナーですか!? 行きたい、否、イキたい! 指名したい!」

と。不思議なもので、「しょうくん」という字面も指名欲を増長させます。イケメンで女性への献身性を感じさせ、そして「しょうくん」という表記の夫男性に、そこはかとないセラピスト臭を感じたのは筆者だけではないはずです。だめだ、もうしょうくんのブログとインスタが“写メ日記”にしか見えない……。

近年、女性用風俗店の認知度の高まりと比例して、セラピスト(女性用風俗店のキャスト男性の意)男性も徐々に増加。熱狂的なファンもつき、セラピストのトークライブイベントが開催されれば大盛況(※コロナ禍以前)で、風俗サービスをしない「セラピストバー」などもオープンするほど。女性用風俗店を運営する女性が話します。

「人気セラピストは、スケジュールをアップするとものの数分で予約が埋まってしまいます。一度好奇心で体験したら『こんなに献身的に扱われたのは初めて』とハマってしまう、リピーター女性のお客様が多いですね」

そうしたなか、運営側がもっとも慎重になるのが、セラピストの採用だといいます。

「よく聞かれるんですが、『イケメンなら誰でもいいんでしょ?』『テクがあればいいんでしょ?』とか。そんなわけありません。わたしたちがもっとも見るのが、ホスピタリティとサービス精神を持っているか、そして、女性に献身的に接することができるか、です。たとえイケメンでも傲慢さが見えるようなセラピストは、人気が持続せずすぐ辞めますし、献身性がないと『こんなことやってられない』と音を上げてしまうんです」

一方でしょうくんはというと、普通の男性なら「もういいだろう! 朝から晩まで、同じような写真ばっか撮ってなんの意味があるんだよ? ……ええ!? 東京駅をバックにキ……キスだあ!? 俺にこんな恥ずかしい真似させないでくれよ!」と数時間でお手上げしそうな桃さんの膨大なウェディングフォトに、最後までとことん付き合きあってきたところをみると、献身性はお墨付き。やはり天性のセラピスト気質をお持ちなのではないでしょうか。

もししょうくんを“ヒモ”というのならば、通常は2時間約1万5千円(ホ別)を支払うべき能力を持つのですから、桃さんが対価としてお金を出すのは当然のことです。

誰だってきっと、イケメンで献身性にあふれる男性と、愛し愛されたい。そこにデメリットはひとつもない。でも、出会えないし、そんな男性を一生養うお金もないし、すでに自分は既婚者かもしれない。そんなとき、桃さんに「喝だ喝!」と吠える前に、女性用風俗店のHPを覗いてみてください。きっと、心が鎮まるはずです。(文◎春山有子)

あわせて読む:“映画を観て泣いた私”を自撮りしてアップした『あいのり』出演ブロガーが「小林麻耶と同じ手法」と話題 | TABLO

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