ワクチン騒動はこう切り抜けろ・後編 ワクチンを打って心が晴れやかに 「これで旅行も会食もできる」
TABLO / 2021年6月8日 6時0分
![ワクチン騒動はこう切り抜けろ・後編 ワクチンを打って心が晴れやかに 「これで旅行も会食もできる」](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/knuckles/knuckles_43250_0-small.jpg)
国が言うようにワクチンはどんどん打つべきでは(写真はイメージです)
前回まで・ワクチン騒動はこう切り抜けろ 51歳の筆者が既に接種済出来た方法とは | TABLO
電車に乗って、クリニック最寄りの駅から徒歩5分。そのクリニックは、雑居ビルの〇階にあった。隣のビルの一階は、風俗店、しかもソープランドだった。性感染症を診療科目としている理由は、このことだったのかと合点がいった。
エレベーターに乗って、クリニックのあるフロアで降りる。外階段に面している鉄製の扉が半開き。中をのぞくと街によくあるこじんまりとした、歯医者の待合室さながらの部屋。8畳ほどで、ベンチが5つほど。一人ずつ間隔を空けているが席はほぼ埋まっている。
他にいるのは20~30代前半の若い女性が大半。風俗嬢の持つ独特の煌びやかさはない。どちらかというと地味で、髪を後ろに束ねて、事務とかもしくは病院でカーディガンを着て、「採血しますね」と優しく声をかけて下さる看護師風の女性が大半。男性はほかに60代と思しき、男性がひとりいるだけ(筆者は51歳)。
カウンターには、待合室で待っている女性たちとほぼ同じ年代の女性が3人。登録情報の確認。免許証を見せるとバインダーに入った問診票を渡された。そのついでに筆者は聞いた。
「医療従事者ではないんですが大丈夫ですか?」
「メインは医療従事者用ですが、お受けいただけます」
「なぜ余剰が発生するんですか」
「そこはわかりかねます」
ワクチン輸送難航を日本企業が救うか マクセル社が世界初の全固体電池を量産へ マイナス70度でも使用可能 | TABLO
本当に知らなさそうだ。書き終わって問診票を渡し6番の番号札を渡されてから数分。
「西牟田さん、奥へどうぞ」
カウンターの横にある、飛行機の通路ほどの廊下の両脇に3畳ほどの診察室があり、その一番奥の更衣室ぐらいの部屋に30代とおぼしき女性がいる。医者用の作業着を着ている。問診票を渡すと、スツールにすわるよう促された。Tシャツの袖をまくって肩を出す。片方の肩は50肩。夜眠れないぐらいに痛む。痛いところに打つよりも、全く痛くない方の肩を出してみた。
すると、アルコールを含ませた綿で筆者の肩を消毒、昆虫採集キットの薬液用の注射ぐらいの、おもちゃみたいな注射器の先を刺される。垂直に刺される。垂直ってすごく痛そうだと想像していたのだが、鍼灸の針ぐらいを刺される程度。ほぼ痛みは感じない。
ワクチンの成分が体内に入るときには異物感があったり、痛かったりしそうだな。と身構えていたら、女性はそのまま針を抜いた。えっもういいの?って感じ。打ち手にいくつかの質問をしようかと思ったが、
「この注射は医療従事者だけが打てる?」
「はいそうです」
とやりとりできただけ。スツールに座ってから立ち上がるまで、30秒ほどしかかかっていなかった。
その後、20分間、副反応の経過観察のため、待合室で待機した。数分経つとやや火照ったがその程度。腕の痛みもない。意外に思えたのは、5000円のデポジットを看護師に支払うとき、「二回目はいつ予約されますですか?」と聞かれたことだ。打てても一回分だけだから、もう一回分はふたたび登録し直すか、おそらく秋になる出てあろう、区のクーポンを待つか、するしかないと諦めていたからだ。
スタジオで田崎史郎vs玉川徹の喧嘩勃発 「ゲスのカン繰りだ」「僕はゲスなんですか」 | TABLO
おかげで「旅行は出来ない、会食は出来ない」と自分に言い聞かせていた、心のリミッターが少しはずれた気がした。そして、未来への展望がムクムクとわいてきた。やや火照って、微妙に思考がぼんやりしていたが、筆者の心はこの1年半の間でもっとも晴れやかだった気がする。
この日の夜、ワクチンを接種した方の肩がやや痛んだ。しかし普段よりはよく眠れた。というのも打っていない方の肩が、50肩なので、痛みが分散していい感じだったのだ。翌6月4日、筆者は毎月診察してもらっているかかりつけ医に、自身のワクチン接種について聞いてみた。すると先生はこう評した。
「ワクチンの余剰はどうしても出てしまうし、国が『打てる人からどんどん打って欲しい』と河野太郎行革担当大臣が言っています。西牟田さんが、機会をとらえて早く打ったのはさすがですし、それは正しい行動だと思います」と。
「余ったワクチン「廃棄しないで」 河野担当相が呼びかけ」(2021年5月21日 朝日新聞より)
止まらない芸能界の感染拡大 新型コロナに感染した芸能人まとめ 改めて挙げてみると凄い数 | TABLO
ワクチン接種を、地方自治体のスケジュールを待たずに早く打つこと。それは抜け駆けではない。余剰のワクチンの有効活用につながる。それに集団免疫ができ、コロナ禍収束の一助となる。つまりこれは、コロナ禍を終わらせるための公的な協力でもあるのだ。ぜひ、筆者に続いて欲しい。機会を見つけて、打てる人からどんどんと打ってほしい。(文@西牟田靖)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
365日年中無休の小児科クリニック「キャップスクリニック東戸塚」を2024年9月1日(日)に開院予定
PR TIMES / 2024年7月1日 18時45分
-
365日年中無休の小児科クリニック「キャップスクリニック所沢」を2024年9月1日(日)に開院予定
PR TIMES / 2024年7月1日 14時45分
-
「家の中に注射器や血のついた服が散乱していた」“薬物依存の母”が毎日クスリを乱用して…おおたわ史絵が過ごした“壮絶な子ども時代”
文春オンライン / 2024年6月27日 11時0分
-
認知症の人が打っておきたい「ワクチン」の種類は?【介護の不安は解消できる】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年6月24日 9時26分
-
英語で「注射を打つ」はなんて言う?
OTONA SALONE / 2024年6月17日 7時0分
ランキング
-
1『イッテQ』いとうあさこ、スタッフに「絶対触らないで」 とっさの“気遣い”が反響呼ぶ
Sirabee / 2024年7月2日 12時45分
-
2「なぜその格好...」ルーブル美術館を貸し切った米モデル、名画の前に佇む写真に「マナー違反」「不衛生」と批判殺到
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月3日 17時10分
-
3夏クールドラマで「月・火」連続の「学生の妊娠」扱われる 春は「記憶喪失」多く...流行りなの?
J-CASTニュース / 2024年7月3日 20時18分
-
4反町隆史 50歳の「POISON」に酔いしれる視聴者続出「イケおじ」「かっこよ」「激アツ」
スポニチアネックス / 2024年7月3日 21時53分
-
5有名音楽Pとの「枕営業」明かしたアイドル候補生、インスタで心境 「全くもって自分の人生諦めてない」
J-CASTニュース / 2024年7月3日 18時24分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)