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熱演!能條愛未(元乃木坂46) 「新熱海殺人事件」荒井敦史、多和田任益、向井地美音(AKB46)、三浦海里、松村龍之介、愛原実花が魅せた

TABLO / 2021年6月12日 6時0分

熱演!能條愛未(元乃木坂46) 「新熱海殺人事件」荒井敦史、多和田任益、向井地美音(AKB46)、三浦海里、松村龍之介、愛原実花が魅せた

元乃木坂46能條愛未が「新熱海殺人殺人事件」で熱演

6月10日から6月21日の期間、新宿の紀伊国屋ホールで「新・熱海殺人事件」が公開されます。言わずと知れたつかこうへいの名作「熱海殺人事件」を「聖地」紀伊国屋ホールで行うというもの。演劇人でしたら誰もが憧れる劇場です。「熱海殺人事件」は、これまで様々な役者がこの劇に参加してきた伝統の作品。

初日の公演。カーテンが閉まったまま、最初は能條愛未と向井地美音の挨拶から始まります。と、思っていると自然と劇に入っていくハラハラするスタイルです。「熱海殺人事件」はさまざまなパターンで公開されていますが、「新・熱海殺人事件」は意外性や台詞回しなどに現代の時事ネタを入れたり、少しコミカルに作られていました。
お客さんからも、始終笑い声が絶えない展開。というところで、ダンスシーンを挿入したり、観客を飽きさせない内容。

初日10日は、つかこうへい氏の愛娘・愛原実花がヒロインを務めました。熱演でした。さすが元宝塚歌劇団で鍛えられています。木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史の存在感も抜群。「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でビデオジェニック賞を受賞後、「神様の轍」で主演。ヒット作「HIGH&LOW」などに出演。演技派です。

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元乃木坂46の能條愛未は水野朋子役。アイドル時代とはまた違う魅力を観客にアピール。熱演でした。スタイルが良いせいか舞台映えします。台詞も真に迫っており、演技に磨きがかかったという正に「舞台女優」です。コミカルな演技もシリアスな演技も、表情豊かで見ていて飽きさせません。新たな演技派女優誕生と言ったところでしょうか。

最後は何回かのカーテンコールの途中、観客が立ち上がりキャストに拍手を送ります。スタンディングオベーションです。拍手が鳴りやみません。何度も深々とお辞儀をするキャスト。最後はセンターに愛原実花が立ち、何度目かのカーテンコール。キャスト全員に拍手を送りする中、舞台女優として、というか演技派女優能條愛未の誕生を見た気がしました。この紀伊国屋ホールでの、そしてつかこうへい作「新熱海殺人事件」という演劇ファンなら誰もが知る、名作に出演したことで能條愛未の女優としての幅が広がっていく事と思われます。(文@編集部 写真@RUP)

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