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八王子カリスマホスト失踪事件...関係者に囁かれる「金銭トラブル」の黒い噂

TABLO / 2013年9月21日 16時0分

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 失踪していた八王子のカリスマホスト、土田正道さんの遺体の一部が見つかった死体遺棄・死体損壊事件で、警視庁は19日、死体損壊に使った液剤を買ったとして、いずれも八王子市の無職・玄地紗希(28歳)と飲食店経営・玄地栄美(28歳)の両容疑者を、死体損壊幇助と死体遺棄幇助の疑いで新たに逮捕したと発表した。

 2人は18日に逮捕された同クラブ店長で共同経営者だった玄地栄一郎容疑者(31歳)の元妻と実妹である。現在、二人とも容疑を否認しているという。この事件の逮捕者は計7人になった。この事件は死体を薬剤で溶かし下水に流すという世にも稀な猟奇的な殺人事件となってきた。背景にあるのは、ホストクラブ独特の縦社会による異様な人間関係だ。彼らをよく知る地元飲食店の従業員が語る。

「すでに逮捕されている阿部容疑者は殺された土田さんの元運転手で、玄地栄一郎容疑者は共同経営者でした。二人は店のバックマージンで揉めていたと聞いています。実際、二人は親分と子分で絶対服従の関係だったので、玄地がかなり不満を持っているらしい、ということは周りに伝わっていました」

 また、事件が起きた八王子という街の特殊性も理解しておくべきだろう。歴史ある古い城下町でありながら人口55万人を越える八王子は、地方の県庁所在地以上に規模が大きい都市である。裏社会の人間にとってこれほどおいしい場所はない。

 過去には日本最大の指定暴力団・山口組が本格的に関東進出した地でもあり、「八王子抗争」の舞台ともなっている。暴排条例以降の今でも裏社会が繁華街に与える影響は少なくないという。そんな独特な町の気風が、土田さんの「西東京を代表するカリスマ」としての気負いにつながっていたのかもしれない。その強気でオラオラ系な姿勢は周囲に心配されるほどだったという。かつての土田さんを知る地元のホスト仲間は語る。

「とくに金の件でのトラブルはいろいろあった。土田さんの下で飛んだ(行方不明になった)人間は数え切れないほどいます。女関係では若い頃に風俗嬢と結婚していて、かなりの金を引っ張ったとも聞いている。売掛のたまっている従業員とか女性客とか、土田さんに追い込まれていた人物はそれこそ腐るほどいた。今回の事件を陰で喜んでいる人間は多いようです」

 迷宮入りも噂された事件だったが、警視庁捜査一課による数か月に及ぶ捜査で「インプラント」が発見され、事態は大きく急転している。八王子カリスマホスト失踪事件はここに来て大詰めを迎えようとしている。





Written by 東堂玄介

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