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【参院選】水道橋博士が第一声「初めて言います。清き一票をください」 そして「今日は結婚記念日と相方の誕生日」

TABLO / 2022年6月22日 16時3分

【参院選】水道橋博士が第一声「初めて言います。清き一票をください」 そして「今日は結婚記念日と相方の誕生日」

「僕は貴方です」。高円寺駅前で第一声。

6月22日。第26回参議院選挙の公示日。ということで、芸人・浅草キッドの水道橋博士さんが杉並区高円寺駅前で、街宣をするので行ってきました。

杉並区はリベラル色が強いと言われており、先日新杉並区長岸本聡子氏(立憲民主、共産、れいわ、社民、新社会、杉並・生活者ネットワーク、緑の党グリーンズジャパン推薦)が誕生したばかり。

とはいえ有識者、記者らが「今回の参院選は自民党楽勝。投票率も低い」と一様に言われている中、自民党関係者にもこの新杉並区長誕生には一抹の不安がよぎったようですが……。

水道橋博士のれいわ新選組からの立候補は、突然でした、溝の口駅前で山本太郎代表の街宣時「日本新の会、松井代表から訴えられている。これきスラップ訴訟でしはないか」と訴え、山本代表が「では国会に出て、反スラップ訴訟法を立案しましょう」と言ったのがきっかけでした。

そして、杉並区長選でも山本代表と応援演説をした水道橋博士(以下・博士)ですが今回の街宣の模様はどうだったのかーー。時間は昼の12時。気温はかなり高くなってきました。博士が姿を現します。さっそく接近しようと思ったら後ろから僕の名前を呼ぶ声が。振り向くと、柔らかな笑顔のご婦人が。

「いつもお世話になっております。水道橋博士の妻です」

大変、感じの良い方で、雰囲気はほんわかした感じの奥様。

「いつも好き勝手言って申し訳ありません」と頭を下げると

「いえいえ。いつも楽しく聞いています」と笑顔。

内助の功が大切な選挙。この奥様は頼もしい味方であり、支えになるのではないでしょうか。

司会で選対のノンフィクション作家の細田マサシ氏が博士を紹介します。さすが、リングアナ。声の質も紹介も様になっていました。
黒いスーツに身を包んだ博士は

1・立候補のきっかけ
2・物価高
3・防衛費
4・スラップ訴訟などの政治家の横暴
5・自分自身の政治家としての心情

などをうったえました。師匠のビートたけし氏、兄弟子の東国原英夫氏らの想いなとにも言及。

博士、禁酒 参院選出馬の水道橋博士が聴衆へ「僕は犬です」 その真意とは | TABLO 

聴衆はSNSのみで呼びかけだけにしては、まあまあだったのではないでしょうか。僕は毎日新聞社の記者とも挨拶をかわしましたので、一般紙も追ってはいます(「あれ? こういう取材もされるんですか?」とその記者)。

続いて、応援の弁士に作家雨宮処凜氏。「博士がれいわから立候補した事は頼もしい」とのこと。また国会議員がいかに仕事をしていないか(国会答弁の場に立たない、議員立法を出さない)など、既存の与党政府の批判をし、博士には期待しているとの弁でした。

もう一人、芸人の長井秀和氏が応援。タイタン所属タレントという自身をネタにして、「太田社長には応援、いや近づかないように言われています」など場をにぎやかしながら、「間違いない」としめくくりました。

聴衆からの質問に答えていきました。

1・有田芳生議員(立憲民主党)から訴えられているというYouTuberのうったえ。なので、反スラップ訴訟法を当選したら作ってほしい
2・防衛費の増加と先制攻撃論について

などの質問でした。1については「有田議員のことは初めて知った話なので会ったらきちんと聞きたい」。
2については「国民の生活が苦しいなか、こういう税金の使い方はどうなのか。戦争をしないという発想の政治家を選んでください」主旨のアンサーでした。

で、撮影しながら、僕は駅前の人を時々観察していたのですが、ビラ配りには立ち止まって受け取る人は、「まあまあ」いたと思います。また、博士の前まで聴きに来なくても、道路一本挟んで撮影している人、立ち止まって見ている人がポツポツ見えました。

「れいわファン」「山本太郎ファン」が一定層いたと思われます。同様に、近くによってきいていた人は博士ファンだったと推測します。

比例ということもあってか、永田町筋では「れいわでは水道場博士は受かる」という声もチラホラ入ってきます。ここ約10年政権交代がない国、日本。今回も風も嵐も起きないでしょう。それは投票率の低さが原因です。それにジレている自分がいます。

水道橋博士は毀誉褒貶ある人。それは僕も分かっています。が、10年間政権交代がなく、幸福度も低く、税金を払う為に働いているかのような閉塞感があるのが、現在の我が国の体たらくです。安倍政権で国民の心の分断も起きました。違うでしょう、総理なら、日本人を分断させてはダメでしょう。同じ国に住んでいる人間を敵味方に分断させるのは、政治家として間違っています。

静かな湖面に小さな石を投げたら波紋が広がります。大きな石でなくても良いのです。そういった小石のような役目を博士さんには果たして頂きたいと思いました。(文・写真@久田将義)

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