再評価「男闘呼組」が日本レコード大賞特別賞 ジャニーズきってのテクニックを持つ男たち
TABLO / 2022年12月21日 18時54分
男闘呼組、祝レコ大受賞(公式ホームページより)
30日放送の『第64回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)で、男闘呼組が特別賞を受賞したことが注目されています。
29年ぶりに再始動し、来年8月末までの期間限定で活動している男闘呼組の『日本レコード大賞』受賞は、1988年(第30回)の最優秀新人賞、89年(第31回)の金賞以来、33年ぶりです。歌唱曲は、34年前の最優秀新人賞受賞時に歌唱したデビュー曲「DAYBREAK」、翌年の金賞受賞曲「TIME ZONE」に加え、「パズル」の3曲メドレー。
「パズル」は、成田昭次のソロ楽曲。作詞・作曲・編曲は、「JUN SKY WALKER(S)」の元ベーシストで、「ゆず」のプロデューサーとしても知られる寺岡 呼人。成田と寺岡は成田商事というバンドで活動中です。
「昔の人気アーティストが再始動して、過去の曲で金儲けのパターンだろうと悪意的に解釈していたことをお詫びします。各メンバーが役者、ソロ活動を重ねて、熟練して演奏したのを聴いて圧倒されました」と音楽制作会社ディレクターは話しています。
また、新たな魅力も発信しているようです。
「居酒屋で流れていた曲をカッコいいと思ったら、『パズル』でした。USENでかなり流れていて、過去の栄光の楽曲を繰り返すだけのアーティストではない魅力が分かります」(音楽ライター)
一方、今年テレビではじめて男闘呼組を観た30代のWEBディレクターは、
「YouTube等に過去の映像が上がっているのも観ましたが、演奏する時の動き、作曲センス等、若い頃からアイドルの域を超えたロックミュージシャンぶりに圧倒されました」
と高評価です。
ツアーで涙を流して、自分も頑張ろうと思う人も少なくなかったようです。
「再始動のツアーには、ジャニーズ関係のみならず、ライブハウス経営者やミュージシャン等も多く観に来ていました。カリスマビジュアル系バンドcali≠gariのベーシストの村井研次郎他、男闘呼組の影響を受けて、プロミュージシャンになった人は少なくありません」(音楽ライター)
さらに、その評価は、演劇業界にも。
「イギリスやアメリカの王道のハードロックを劇中に使用するカリスマ演出家が、男闘呼組楽曲を劇中に使用していたので、驚きました。期間限定活動が新たな伝説になるのでしょうけれども、ミュージカル公演等、活動を広げて継続してほしいですね。」(演劇プロデューサー)
再評価されている男闘呼組の活動期間延長の要望が業界内からも出ているようです。人生百年時代、イケおじバンド男闘呼組には長く活動して頂きたいです。(文@星野純連)
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