ホストの闇 手段を選ばず 女性客の実家にホスト店からの訴状が届いて親が驚愕 「うちの子は大学に通っていたはず」

浄化されている歌舞伎町だが相変わらず、極悪ホスト、スカウトはいる。

東京・歌舞伎町の元ホストの男が、ホストクラブの飲食代の売掛金を回収するために、女性客をソープランドで働かせ、困惑売春容疑で警視庁に逮捕されたことが報じられました。1都5県のソープランドを転々とさせられていました。スカウトマンと女性も関与したとして逮捕されています。

元ホストは、この事件についてこう話しています。

「ホストとスカウトマンは一連托生です。水商売、風俗、AV出演と女の子に稼げる仕事を提供するのは、チームプレーです。可愛い娘ならAVで稼ぐのが手っ取り早かったんですが、昨年、AV出演被害防止・救済法が施行されてから、AVでお金を作るまで、時間がかかるようになってしまったのです。だから『風俗に沈める。』という手口が、浮上してきたのでしょう」

一方で、スカウトマンは「都内の娘が首都圏で風俗の仕事をすると知人がお客さんとして来て、風俗のバイトをしていることがバレてしまうリスクがあります。また、地方で期間を決めて、コンドームをしないで風俗の仕事をすれば、時給、日給がアップするという傾向があります。
だから、地方に『出稼ぎ』に行く娘は多いんですよ。」と語ります。

ホストクラブの飲み代を、お客さんが締め日までに支払えば良いというシステムが売掛ですが、そのお客様を担当するホストが責任を負う形になっています。

お客さん締め日までに料金を支払わなければ、担当のホストがその分のお金をお店によっては支払わなければならないのです。売掛金を支払わずに逃げたお客さんをホストが訴えるケースも少なくないようです。

「売掛伝票にサインを頂く際に、保険証、免許証等のコピーとらせてもらうことになっています。住民票を実家に放置している娘が多いから訴状が実家に届くんです。親が娘に届いた訴状を見て、対応が二分するから面白いですよ。無視か反撃です。『ウチの娘は、都内の有名大学に通っているからホストクラブの飲み代400万円なんて何かの間違いだ。』なんて文書を送ってきたから、娘さんがソープランドの人気者の証拠画像を送り返したら、お父さんは卒倒してボーナスで和解金を支払って下さいましたよ。」とホストは話しています。

ホストクラブの闇はまだまだ深いようです。健全に飲食を楽しめるよう願ってやみません。(文・神田川涼香)