ジャニーズＮＧリスト会見になぜがヘビーメタル界騒然 松本アナは「赤羽のロニー」だった

やはり再度、記者会見をするげきだろう。

２日に行われたジャニーズ事務所の２回目の記者会見で司会を担当した元ＮＨＫアナウンサーの松本和也氏が、NGリスト使用に関する声明を6日に出しました。 NGリストをスタッフから会見の３０分ほど前に渡され、顔写真掲載の対象者の席の位置も伝えられたそうです。

一方で、NGリストに載っていたにもかかわらず、間違って指名された元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏は、YouTube「一月万冊」の番組でジャニーズ事件を批判的に取り上げ続けてましたが、1回目の9月7日の会見には出席していなかったことをXで投稿。 「ネットを執拗に探索する必要のあったジャニーズ本体の仕業」との疑いを持っています。

出席した記者は 「佐藤氏が質問をしている途中、松本氏は『質問は、お一つです。』と中断し、佐藤氏が『一つの質問です。』と続行しました。 運営スタッフ2名が佐藤氏が座っていたブロック両側の通路に小走りで寄ってきて、監視して、マイクを取り上げる準備をしているように も見えました。」と疑念を持っています。

司会の松本氏が「顔を覚えられなくなってきました」と発言したことが物議を醸していますが、松本氏は「一度指名した方を指名しないよう覚えていなければならないのに、それが判別しきれなくなったという意味でした」と釈明しました。 しかし、それに対しても記者会見参加者は 納得できない様子です。

「一社につき質問は一つと制限するルールがあって、皆守っていました一度質問した記者で再度挙手している記者はいませんでした。複数回質問して挙手し続けていたのは、マイクを通さずに叫んでいた東京新聞望月記者とアークタイムズ尾形編集長くらいだと思います」 司会のプロの観点ではどうなのでしょう。

株主総会司会歴もあるアナウンサーは 「指名NGリストと座席表が事前に渡されていたのならば、一度当てた人を座席表にチェックして再度当てないようにするくらいのことは、司会者はできます。ベテランの松本氏にできないことではありません。 松本氏の回答は不自然に感じます」 と、話しています。

一方で「指名候補記者リスト」にないにもかかわらず、間違って当てられた疑惑の記者もいました。 「実話ナックルズ」の編集者が当てられると 会場の記者達から笑いが起こりました。

「ジャニーズ事務所を退社したタレントに圧力をかけないと誓えますか？」という趣旨の 質問もジャニーズファンからも好意的に受け取られました。

「ナックルズさんは、テレビカメラのすぐ前、記者席の最後列にいました。 テレビ局の関係者ばかりが座る列です。 情報番組のディレクター兼リポーターにいそうなイカつい容姿の男性ですから、テレビのディレクターと間違えた可能性もあります。 NGリストの鈴木エイト氏の後方でしたので、エイト氏は、ナックルズの質問動画を撮影して本人に送っていました」（記者会見参加者）

6日に松本氏の釈明が報じられると、SNSのハードロック、ヘビーメタルのコミュニティでは、松本氏に関する投稿が盛り上がりました。 松本氏は、ハードロック、メタル界の有名人だったのです。

【先日のジャニーズ事務所による記者会見で司会を担当したこの人、皆さんご存知ですか？『赤羽のロニー』ですよ。久しぶりに表舞台で拝見しました。】 【巷で話題のジャニーズ会見の司会の松本和也氏は元NHKアナでのど自慢の司会をしていたのは有名な話ですが、メタル界限でも「赤羽のロニー」の異名で有名だったのを思い出しました】 等 ナレーターとして所属する青二プロダクションの松本氏のプロフィールには、 【特技　ヘビーメタルボーカル】と記載されています。

イギリスの伝説のハードロックバンド 「レインボー」と「ブラックサバス」で活躍し、ソロバンドの活動の後2010年に亡くなったカリスマボーカリスト ロニー・ジェイムス・ディオ さんを完全にコピーする歌声から「赤羽のロニー」と呼ばれていた松本さんは、 メタリカの唯一の公認コピーバンド「ハッタリカ」のステージに立ったこともあります。

「企業の経営者に発声や話し方を教える コンサルタント業をなさっている松本さんは、 メタルボーカルのコピーも完璧で驚異的です。 YouTubeで松本さんがレインボーの曲を歌う 動画を観たら、あまりにも歌声が似ているので、ロニー本人だろうと思ってしまいました」（音楽ライター） ずっと挙手していたのに、当てられなくて「シャウトした」と発信している望月記者を 迎え撃ちするために シャウトの達人の松本和也氏を司会者に キャスティングするとは、ジャニーズ事務所、FTIコンサルティング連合も奥が深いようです。 (文＠霜月潤一朗)