氏神一番が素顔で岩倉具視役を熱演 『誠の挽歌』で大鶴義丹らと共演

思いっきり素顔をの氏神一番(メイク済)

「翔んで埼玉2」（武内英樹監督）に　京都護衛部隊長役で出演する氏神一番（カブキロックス）が、12月13日から17日まで東京・渋谷伝承ホールで上演の劇団桜舞「誠の挽歌」（主演　西村真士、脚本・演出ひらき）で大鶴義丹と28年ぶりに共演する。

1995年に大鶴義丹初監督映画「となりのボブ・マーリィ」で中古レコード店の店長を演じた氏神一番は、今回の演劇では、策士岩倉具視の役だ。 岩倉具視はカブキ氏神ではない素顔での出演ですが、途中、カブキ氏神に変身する箇所もあります。

「早着替え、変身も見どころの一つでござる。拙者が演じる岩倉具視の指示で、新撰組を乱す伊東甲子太郎を義丹さんは演じます。義丹さんは、以前所属していた事務所の先輩ですが、役柄で上下が逆転するのも面白い。劇中は、命令口調。劇が終わると敬語という切り替えも大変でござる。(笑) 」。実力派のキャストが多く出演する作品だ。

「勝海舟」を演じる佐野圭亮（里見浩太朗長男）は、「言わずとしれた歴史上の有名人物ですが、幕臣でありながら坂本龍馬・中岡慎太郎らと接点を持つ面もあり、ミステリアスな人物です。 勝の真の目的はなんだったのか…その辺りが今回の芝居を通して考えさせらました」と話す。

元宝塚歌劇団雪組男役の夕貴まおは、近藤勇の妻、つねを演じる。 「歴史上は京にはおらず江戸で勇の帰りを待っていたとされるつね。待ちきれずに会いに行ってしまい…と、今作ならではのオリジナルのお話となっております。鬼嫁なのか？はたまた良妻なのか…彼女の中の誠を是非見届けて下さいませ」と語った。

元宝塚歌劇団月組の男役の北嶋マミは、「深雪太夫役(島原遊郭・太夫)やらせて頂きます。素晴らしい役を頂けて光栄で御座います。 深雪太夫の誠の愛の挽歌は想像よりも遥かに深い心の奥深くに温かい光を灯す。劇中の主題歌『誠の挽歌』歌わせて頂きます。 オープニングも華やかに賑やか艶やかに歌わせ頂きます。妖艶たっぷりな美しい遊女達を 引き連れ魅惑的な数々のオリジナル楽曲、 魅了するダンスシーン盛り沢山。『誠の挽歌』おこしやすｖ（＾＿＾ｖ）♪」とアピール。 小劇場の舞台の臨場感は映画とは違った 魅力がある。 (文＠霜月潤一朗)