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「この辺り見回っているんですけどお宅の壁がひび割れています」 不安を煽るリフォーム詐欺多発 警察の呼びかけ強化を求めます

TABLO / 2024年2月15日 11時43分

「この辺り見回っているんですけどお宅の壁がひび割れています」 不安を煽るリフォーム詐欺多発 警察の呼びかけ強化を求めます

写真はイメージです。

不必要な屋根の補修工事を持ち掛け、代金をだ騙しとったとして、警視庁暴力団対策課が先月、詐欺未遂などの疑いで、住宅リフォーム会社「大和住建」(横浜市港北区)社長の高橋大地容疑者(27)=同区新羽町=と元社員の男6人の計7人等を逮捕した。

国民生活センターに寄せられる同様の手口の相談は、5年で3倍に増えているという。増加の原因に関して、筆者は、警察官の怠慢と不作為による人災による部分も多いと考える。以前から、リフォーム詐欺未遂事案の相談を複数人の高齢者から受けていた。
警官の事情聴取、情報共有が稚拙なので、不審に思って、通報したのに、時間の無駄だったと御立腹の高齢者が少なくない。

「あんまり、疑心暗鬼になってはダメですよ。営業行為は本官は取り締まることはできません」等と奇妙な説教をした警官もいたようなので、猛省して頂きたい。リフォーム詐欺のファーストアプローチは、飛び込み営業だと警察は発表しているが、その情報発信は不十分だ。いわゆる通常の営業ではなく、親切な情報提供の形をとることが多いようだ。

「近くの工事現場から、お宅の屋根が壊れているのが見えたので、心配になって、教えてあげたいと思いまして」等と優しいお節介の若い職人という設定で、最初にイケメンが、古い戸建てのインターフォンを鳴らすことが少なくない。メンズ地下アイドル、ホスト系のイケメンで、礼儀正しく、親切だから、多くの老人は好感を持つ。

独居老人が、親切な若者のお節介に喜んで、玄関の扉を開けて、居間に案内して、お茶まで出してしまったケースもある。「鳥山明」等、聞き覚えのある著名人の名前を騙っていたので、信用してしまったという話も聞く。
近隣の工事現場から立ち寄っただけという設定なので、長居はしないが、リフォーム工事の
予算感、老人の認知症の度合いをさりげなく探る。現場帰りを騙っているのに、服が汚れていないケースがほとんどなので、そこに着眼し、追求すると逆ギレすることもある。
証拠を残さないために名刺も所持していないケースがほとんど。服装と名刺の疑問点を指摘し、追求すると、多くのリフォーム詐欺業者は退散する。

ファーストアプローチが成功すれば、アポをとって第二段階の施工部隊が稼働する。
また、架空のアポイントメントを騙り、バンを乗り付けて、三人組のチームで訪問する。
「『危ないから、直してしまいましょう。そうしないと人様に迷惑がかかるか。』他人に迷惑をかけたくない。アポイントをした記憶はないけど、自分はボケたかもしれないと自責する高齢者につけ込むので悪質だ。
屋根に上がることを許したら、屋根に穴を空けたりして、巧みに破壊して、高額を請求する。
築が古い戸建て住宅が建ち並ぶ地域には、不審な輩が徘徊して、カモになる高齢者を探している。通報してもキチンと取り調べをしない警察官の怠慢に対する厳罰規定を作らない限り、
アホポリスの形式的な提携だけでは解決できない問題だと考える。(文@星野純蓮)

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