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『お終活 再春!人生ラプソディ』 豪華キャストが送る観た人を幸せにする映画

TABLO / 2024年6月17日 6時30分

『お終活 再春!人生ラプソディ』 豪華キャストが送る観た人を幸せにする映画

豪華キャストで送る『お終活 再春!人生ラプソディ』。

「終活」をテーマにすると、ともすれば寂しくなりがちですがこの映画は「生きる希望」に満ちあふれた作品です。

因みに筆者は映画・ドラマを見るとき、

・役者の演技で魅せる

・脚本の妙で魅せる

それと「両方で魅せる」の3種類あると思っています。この映画は「両方で魅せて」います。

まず、キャストの豪華さに驚かされました。

順不同で高畑淳子、橋爪功、長塚京三といった演技派に加え、剛力彩芽、水野勝といった若手・中堅俳優。そして実力派の凰稀かなめ、松下由樹、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、LilLiCo、勝俣洲和、藤原紀香、橋本マナミといった布陣を観て、「演技だけでも見入ってしまう」という思いが先にたちました。

本作は前作『お終活 熟春!人生 、百年時代の過ごし方』の高評価を得ての第二作になります。第一作を見ていなくても、十分楽しめます。

この映画を見終わったあと、ふとジャック・ニコルソン主演『アバウト・ア・シュミット』という映画を思い出しました。定年を迎え、妻に先立たれたジャック・ニコルソンが車で別居している一人娘に会いに行くという、ロード―ムービーです。途中途中での人との出会い、そしてせっかく仲良くなりそうな人を見つけたのに、自らの失敗で台無しにしたり。

『お終活! 再春 人生ラプソディ』も同様に、人と人との交流を描いていくのですが、一つ一つのエピソードが本当にチャーミングです。人は一人では生きていけないとは良く言います。高畑淳子と橋爪功の夫婦を見て、そう思います。そして「結びつき」(絆と言い換えても良い)こそ人が生きる上で大切なものなのだと、改めて気づかされます。

人生を描くのですから映画の流れは重厚になりがちですが、基本コメディタッチで進められていくので肩の力を抜いて楽しめるでしょう。

オチは抜きにして映画は評論しなければならないのですが、少しだけラストの印象を書くとすれば高畑淳子の夢がかなう様は、十数年前に世界的なデビューを果たした奇跡の歌声の持ち主、スーザン・ボイルと重ね合わせて観てしまったのは筆者だけでしょうか。大変印象的なシーンです。「高畑淳子さん」が文字通り、輝いていました。

「私、シャンソン歌手になる!」

ある人のセリフとシーンです。映画を観てこのセリフのシーンの素敵さを感じ取っていただきたいものです。(文@久田将義 タイトル写真@フレッシュハーツ)

 

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