復活のプロジェクト発進 挫折から這い上がったアイドル『FINALIST』とは
TABLO / 2024年7月17日 10時30分
個人的に「このメンバーに注目」という人も入っていました。
現在、空前のアイドルブームではないかと言われています。それは「地下」と呼ばれているアイドル界も含め、国内メジャー(地上)とそして何度となく盛り上がりを魅せるK-POP。構図としては、押し寄せるK-POPパワーに国内アイドルグループが押されているようにも見えます。韓国芸能パワーはアイドルだけに留まりません。映画などエンターテイメントの世界でも日本の映画より勝っているという識者もいます。
が、国内アイドルの底力も依然として根強いものがあると僕は感じています。老舗のハロプロ然り。そして発足当初は「地下」と一部で呼ばれていた時代から一気にのし上がり、社会現象にまでなったAKBグループ(48グループと称する人もいますがここではこの呼称で)と、現在、王道を進む坂道グループ(乃木坂、日向坂、櫻坂)。さらに元AKB48、HKT48でタレント指原莉乃プロデュースのイコールラブ、ノットイコールミー、ニアリーイコールジョイ(表記はカタカナに統一します)。など、規模は違えどファンの「推し力」は根強いものだと思っています。
そして、新たなアイドルへの取り組みとして昨年、秋元康プロデュースでデビューした「WHITE SCORPION」(ホワイトスコーピオン)がいます。メタバースアイドルとして新しいアイドルの在り方にチャレンジしました。
約半年かけて、オーディションをし、1万人近い応募者の中から選ばれた11人で結成。最新では5thシングル「Satisfaction graffit」がリリース。アイドルの王道を突き進もうとしています。この大がかりな企画では、最終選考で17人が落選しました。選考会場では僕も取材していましたが、1万人の中から選ばれただけあって、どのメンバーも落とすのは惜しいと感じていました。
実際、僕が、「この子は受かるだろう」と思い写真撮影をして、記事化したものの、そのメンバーは「WHITE SCORPION」にはなれませんでした。
因みに、僕がセレクトしたメンバーは「タマ」でした(AKBでは渡辺麻友さん、乃木坂では山下美月さんに注目していました。二人とも取材やお話をして「ザ・アイドル」という雰囲気をまとっていました。第二の人生に幸あれ、と言いたいですね)。正直もったいない逸材と思いましたが、アイドル業界のプロの選択こそ、シビアであり正しいものだとリスペクトを込めて、そして選ばれたメンバーたちに拍手を送りました。
それから「WHITE SCORPION」のシングルデビュー曲「眼差しSNIPER」が披露されました。当時、取材席で観覧していましたが、後ろの席にはかつて「ファイナル」で争ったメンバー達がいました。その中の1人が涙を流していた事に気づきました。感極まったのでしょう。それほど大変な思いをしたセレクションだったと思います。悔し涙ではなく同志を送り出す事による感動の涙だったのだと推察します。「人の努力を嗤わない」をモットーしている僕は、人知れず流す彼女の涙にいたたまれなくなった程でした。
しかし、その涙を掬(※すく)って一つの形にしようと運営が動きました。僕自身、「ルックスも含めもったいないな」と感じていたファイナリストたち。彼女ら17人がデビューに向けて本格的に動き出す事になりました。グループ名はそのものズバリ「FINALIST」。
冒頭で触れたように現在のアイドルシーンはK-POPのきらびやかで完成されたダンスユニットが席巻しています。あるいは坂道グループのような、清楚でクラスで手の届かない存在のようなメンバーで構成されているユニット。また、ハロプロのようなアイドルの王道をひたすら突き進むタイプ。そしてある意味、異質だった「クラスで二番、三番の人気」のメンバーで揃えた結果、政治家や文化人、スポーツ選手まで巻き込んだ空前の「AKBグループという劇場」。
「FAINALIST」たちは一度、挫折(と言ってよいでしょう)を味わいました。しかし、挫折で得るものは大きく、挫折でしか得られないものもあるはずです。「挫折から這い上がったアイドル」FAINALISTの17人のメンバーの今後に注目してみます。(文@久田将義 写真@オーバース)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
紅白歌合戦明暗 坂道グループからは2組、48グループは選出なし
スポニチアネックス / 2024年11月19日 12時51分
-
「まず追うべきはWHITE SCORPION」決意と悔し泣き…Rain Treeデビュー決定でも流した涙
マイナビニュース / 2024年11月15日 12時0分
-
秋元康氏プロデュース17人組アイドルグループ「Rain Tree」デビュー曲選抜メンバー7人が決定 綾瀬ことり「17人でドームに立つ」と決意
iza(イザ!) / 2024年11月11日 20時0分
-
『Rain Tree』ニイ、タマ、イチの強い決意 「宣言します。絶対に売れてみせます」 1stシングル・セレクション直前インタビュー
TABLO / 2024年11月9日 17時30分
-
秋元康プロデュース「IDOL3.0 PROJECT」“FINALIST”、スタッフの言葉に号泣
マイナビニュース / 2024年11月1日 12時0分
ランキング
-
1「他人の悪意拾いすぎ」遠野なぎこ、老夫婦の言葉に怒り露わも逆に寄せられる心配の声
週刊女性PRIME / 2024年11月24日 10時0分
-
2「知的だ(頭が良い)」と思う40代男性俳優ランキング! 2位「向井理」を抑えた1位は?
オールアバウト / 2024年11月24日 8時5分
-
3綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
4“奇跡の40歳” 今年40歳を迎えた女性芸能人が美しすぎる
クランクイン! / 2024年11月24日 7時0分
-
5「M―1」準決勝進出…「サンジャポ」でカズレーザーが衝撃「びっくりしました。ウソでしょ?」太田光は落胆「全員落ちました」
スポーツ報知 / 2024年11月24日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください