やり過ぎは強烈なリバウンド招く? 糖質カット・ダイエットの落とし穴【K-1格闘家コラム】

TABLO / 2013年10月16日 0時0分

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 私たちの身体に欠かせない三大栄養素というのがあります。これまで脂質、たんぱく質の説明をしてきました。 今日は最後の一つ糖質です。

 最近糖質カットのダイエットの影響かすっかり悪者扱いされてますね。糖質は主に私たちの身体を動かすエネルギー源です。 車でいうとガソリンです。なぜ糖質が悪者扱いされているかというと、余分に取り過ぎた糖質は身体の中で中性脂肪に変わって様々な悪影響を及ぼすからです。

 皆さんが一番嫌がるのが皮下脂肪になるということじゃないでしょうか? いわゆる太るということです。糖質を食べると血液中に血糖が増えます。血糖値が上がるというやつですね。血糖値が急に上がるとインスリンというホルモンが分泌されて身体の中に糖質を貯めこもうとします。 体内に糖質を貯めておけるのは筋肉、肝臓、血液中しかありません。 余った分は脂肪になります。「ならば糖質をとらなければいい!」というのが糖質カットのダイエットの理論です。 

 ただし,先に出てきたように糖質は身体や脳のエネルギー源になりますそのため、糖質を全く摂らないと頭がボーッとしてくる場合もあります。 また、身体では糖質が足りなくなると筋肉を分解して糖質を作ろうとします。 筋肉を分解ということは身体のラインがだらしなく崩れて、リバウンドしやすくなるということです。 これは避けたいです。

 ちなみに糖質は身体の中で水分と結びつきますので、糖質カットをすると最初は体重が一気に落ちます。これは水分なので元の食生活に戻したら戻ります。これ格闘家がやる減量法と同じなんです。格闘家は計量の瞬間だけ体重が落ちていれば問題ないので、計量パスしたらリバウンドしても大丈夫なんです。というか体重=パワーなので体重が戻ったほうが良いんです。

 180cm、契約体重70kgの僕でも計量終わって翌日には76kgにはなってました。格闘家の皆さんは減量の参考にして下さい。

 でも一般のダイエッターはリバウンドしたくないですよね。ではどうするか? 要は糖質を摂り過ぎず、血糖値を急激に上げなければ良いんです。 食べる糖質の質と時間を変えることをオススメします。「血糖値が急に上がるとインスリンが分泌される」なら上げなければ良いんです。

 白砂糖、小麦粉、白米、麺などの血糖値の上がりやすいものを避けて、代わりに全粒粉小麦、玄米、雑穀米などに変えましょう。食物繊維やたんぱく質と一緒に食べると血糖値は上がりにくくなるのでそちらもオススメです。  ただのおにぎりよりも海苔のおにぎりにしたり、食事の前に豆乳を飲むのもお手軽でいいです。

 あと時間も大事です。先ほど血糖値はガソリンと書きました。 夜(寝ている間)は運動はしないのでガソリンはそれほど必要ありません。 なので夜に糖質をタップリと食べると予備タンク(体脂肪)に貯めこんでしまうんですね。ですので夜は糖質を控えめにしましょう。

 代わりに身体を作ってくれる材料になるたんぱく質と資質を多めに摂るとお腹も満足できます。朝、昼はこれから身体を動かすのでガソリンは必要です。 糖質を食べるなら朝、昼ですね。極端な糖質カットは継続できずにリバウンドを招きます。ダイエットは継続することが一番重要です。

Written by 大野崇(プロキックボクサー、元K-1 JAPAN選手、トレーナー)

Photo by Julien Haler

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