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「闇バイト」という呼称を改めるべきではないか 「オールドメディア」の力を今こそ示すべき

TABLO / 2025年1月15日 17時0分

「闇バイト」という呼称を改めるべきではないか 「オールドメディア」の力を今こそ示すべき

写真はイメージです。

 

闇バイトの犯罪はあとを絶ちません。2024年では関東、東京・神奈川、千葉、埼玉で相次ぐ闇バイトの事件で合同捜査本部が設置されたほどです。

拙著『特殊詐欺と連続強盗』(文春新書)特殊詐欺と連続強盗 変異する組織と手口 (文春新書 1455) | 久田 将義 |本 | 通販 | Amazonでは、特殊詐欺・連続強盗がなぜこのような蔓延したのかを歴史的に解説していますが、さらにここでは警察行政に提案を一つしたいと思います。

まず、「闇バイト」という名前が軽すぎるという点です。警察庁は半グレを「準暴力団」と呼称を変えたり、ネーミングに関しては良い悪いは置いておいて積極的に行ってきました。準暴力団と同義語に共生者、周辺者などという単語も捻出しました。

2024年の8月から去年までの東京、神奈川、千葉、埼玉の事件を振り返ってみます。

・8月29日 千葉県八千代市の質店 強盗

・8月31日 さいたま市の住宅 強盗

8月31日 神奈川県厚木市の中古ブランド品店 強盗傷害

9月3日 神奈川県鎌倉市の質店 強盗傷害

9月18日 さいたま市の住宅 強盗傷害

9月26日 千葉県船橋市の住宅 強盗傷害

9月28日 東京 練馬区の住宅 強盗傷害

9月30日 東京 国分寺市の住宅 強盗傷害

10月1日 埼玉県所沢市の住宅 強盗傷害

10月9日 千葉県船橋市の住宅 強盗傷害

10月15日 横浜市青葉区の住宅 強盗殺人

10月16日 千葉県白井市の住宅 強盗傷害

10月17日 千葉県市川市の住宅 強盗傷害 

2024年8月から10月の一都三県でこのようなパターン化している事件が起きるのは異常としか言いようがありません。これらは「バイト」と言った表現片づけられるものではなく、れっきとした犯罪です。

こういった犯罪に手を染めるのは、犯罪に無知な20代の若年層です。SNSの普及、テレグラム、シグナルといった通信アプリの登場はこういった状況に拍車をかけてきました。そしてテレビ、新聞が報道する「闇バイト」という呼称も一つの要因になっていると思っています。

「もしすぐ金が手に入るバイトがあれば僕も問い合わせをしてしまうかもしれません」(20代男性)。せめてもの対策として、警察庁がホームページで警告しているように、(『いわゆる「闇バイト」は犯罪実行者の募集です』と明記してある)メディアの側、特にマスであるテレビ、新聞も「闇バイト」を「犯罪実行者募集」というように変えて、報道できないものでしょうか。

わざわざ警察庁のホームページをのぞく若者は多くはないはずです。オールドメディアなどと呼ばれ風向きがきつい中、今こそ「オールドメディアの力」を示しても良いのではないでしょうか。(文@久田将義)

 

 

 

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