声が低いと社会で成功する可能性も高くなる!?
政界や実業界で高い地位にあるリーダーたちの背が高い傾向にあるのと類似して、最近の研究では最高経営責任者(CEO)の声は低ければ低いほど率いる会社は大きく、給料の額も大きくなることがわかりました。
研究方法は、米デューク大学フォークア・スクール・オブ・ビジネスと米カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授らが、米国で講演を行った男性CEO約800人の声の高さについて調べたというもの。
過去に同研究者が人工的に声の高さを調整して行った調査では、リーダーの声として好まれたのは低い声だった、とのことですが、こうした実験結果が、将来男性の出世する可能性の要素になるかどうかは、いまだ研究中のようです。
しかし、企業幹部などのコーチング専門家である、コンサルタントのグロリア・スター氏いわく「高さや早さ、調子、声のパターンは、権力や支配力、誰がリーダーなのかといったことを示唆するために変えることができる」と指摘しています。つまり音節の高い単語を使えば、高等教育を受けていると見なされやすくなる。あるいは言葉数を少なくしたり、愚痴や説明を減らしたりすることも権力を持っている、威厳ある人物と伝える方法になるのだとか。
たしかに男性から低い声でゆっくり喋られると、それだけで大人としての落ち着きと威厳が感じられますよね。