独身者はガンの死亡率が高いことが判明...米70万人を調査

TABLO / 2013年10月15日 0時0分

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 もはや、国民病ともいうべき"ガン"。厚生労働省が発表したデータによれば、年間30万人以上の人がガンで亡くなっており、男性は2人に1人。女性は3人に1人という割合でガンに罹る可能性がある、といわれています。

 もしかしたら近い将来、あなた自身はおろか、身の回りにいる人もガンを患うかもしれません。今回は、世代を問わず気に留めたい病気"ガン"について、ある新事実が判明したのでご紹介します。

配偶者がいるとガンの死亡率が低くなる?

 米臨床腫瘍学会の機関誌『Journal of Clinical Oncology』に発表された研究によると、ガンと診断された患者に配偶者がいる場合、独身患者に比べて生存率が高くなるという研究結果が判明しました。

 研究方法は、米ボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院の放射線腫瘍医、ポール・グエン博士らが、ガンの診断を受けた米国人70万人を対象に、配偶者の有無と経過の関連を調査したというもの。それによると、既婚者の患者は独身患者に比べて、死亡率が20%も低かったことが判明しました。

 なんでもその効果は、一部の化学療法をしのぐほどともいわれています。さらに、ガンが最初にできた場所からさらに広がった状態で見つかる可能性は、独身者の方が17%高いこともわかったそうです。また、独身患者が適切な治療を受けられる可能性も、既婚者の患者と比べて53%低かったという結果も......。

 研究の結果について、グエン博士は「既婚者はお互いの健康を管理しようと口うるさく受診を促すが、独身者の場合はしつこく言ってくれる人がいない」と指摘。

 たしかに病気が重ければ重いほど、人はネガティブになり、つい孤独感にさいなまれてしまいがちです。だからこそ周囲の人が世話をしてあげたり、励ましてあげることが、結果的にガンの成功率を高める、というのも頷けるかもしれませんね。

 実際、2005年に中高生の乳がん患者を対象に実施した研究でも、既婚女性は独身者に比べて、生存率が高いという結果が出ています。ただし、必ずしも患者のパートナーが結婚相手である必要はないらしく、友人や親族でも生存率を上げるための役割を果たすことができるようです。

アラサー独女が考えたい病気や将来のこと

「男がいなくても私は平気」「もう結婚は諦めたから......」最近、独り身の道を選択するアラサー女子は多いですよね。ですが独女のみなさん、本当にこのままひとりきりで大丈夫でしょうか?

 2013年4月、株式会社オーネットが50~69歳の男女2112名に行った「独身シニアの暮らしと出会い」に関する意識調査によると、約7割がいまだ未婚。さらに、「恋人などのパートナーがほしいか」を聞いたところ、男性の約8割、女性の約7割はパートナーがほしいと回答。とくに「病気、入院したとき」に、その気持ちが強くなるという結果が出ているのです。

 すでに結婚している、彼がいるという女性も、病気はいつどんなときに降りかかってくるかわかりません。この機会にいま一度、ガンを始めとする病気や、将来のことについて考えてみてはいかがでしょうか。

Photo by Vichaya Kiatying-Angsulee

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