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内部のドタバタ劇を露呈...みんなの党、分裂騒動の原因となった極秘テープを入手4

TABLO / 2013年10月23日 17時0分

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 秋の臨時国会が召集されたが、みんなの党の不安定さが目立っている。幹事長を解任された江田憲司氏の新党構想への動きなどが表立ってきて、すでに政党の体を成していないという党関係者もいる。

 そのきっかけとなった、「みんなの党両院議員総会」の音声を入手した。テープを起こしてみたので、ご一読いただきたい。

※聞き取りにくい箇所や発言者の名前が不明な箇所があります。

【みんなの党両院議員総会 2013年8月7日午後3時から】

?)それに私は、異議を唱える方のそのところが、やはりですね、機能してもらうために代表にどうやってしっかりした人事を組んでもらうか、それを優先させて組んでもらうべきです。条件つきで手を叩く、これは代表を選ぶ時にはありえない。全部含んで手をたたくべきです。

江口)よくわかりますが、手を叩いた方もいますが、叩かなかった人もいた。規約に両院議員総会での承認というのが書かれている。その作業をしなくてはダメです。今代表から新しい人事の発表があったが、これについて挙手していただこうか。

(「その前に意見を」の声)

井坂)代表にも重ねてお願いをしてきたわけだが、私は前回の両院議員総会で、渡辺代表に手を叩いた。それは何度もお願いしているように、党をきちんとまとめていただく、そうしていただける人だと思ってきた。マスコミやらいろんな人からこんな人事案が出るのではないかと言われたが、私はそんな極端な人事案にならないと言ってきた。今日発表された人事案で、「党の内紛」と言われる状況が収まるとは思えない。それは良くご存知だと思うが。私は渡辺代表、江田幹事長という体制で、党をまとめていただきたい。そこを白紙委任したつもりはない。信頼はしていたし、その気持ちは残っているが、どういう人事でもつき従って当然という風には思わない。今日の人事案では挙党一致、党内融和は不可能だと思うので、承認はできない。

松田)冒頭で言いたいのは、川田さんが言ったが、改革は必要。おっしゃる通りだ。改革をしてから人事とおっしゃったが、私は逆だと思う。改革をするために人事が必要。ここを間違えてしまったら、本来みんなの党が行うべき改革、これができなくなってしまうと私は思う。本質的な話をすると、江田さんはものすごく優秀だと思う。素晴らしいと思う。しかし残念ながら、会社組織でいうと、渡辺代表はCEO。CEOを補佐しなければならない。ものすごく優秀でも補佐できなかったら人事に着手しなければならない。そうでなければ会社は潰れるし、政党もダメになってしまう。渡辺さんは悩まれて、悩まれて、今回の人事についても最後の瞬間まで教えていただけなかった。最後までひとりで悩まれて、この場で人事を発表された。是非この体制をまとまってやるべきだ。

和田)1年生議員で僭越ながら、被災地出身として。渡辺代表・江田幹事長のみんなの党に託した、それが被災地の声だと私は思う。このようなごたごたがあれば、地元から「何をやっているんだ」という声がある。このようなことが続くのであれば、みんなの党に付託した県民を裏切ることになってしまう。私は渡辺総理の実現を切に願っている。そしてみんなの党の党勢を拡大していくのであれば、渡辺代表・江田幹事長が必ず必要である。これが被災地の声であると考えている。なにとぞ挙党一致の体制をお願い申し上げる。

?)さきほど両院議員総会をたびたび開くのはおかしいという意見が出たが、私はそうは思わない。36名だから、一致団結してものごとを決めるために意見を言い合うのはいいことだと思う。前回の総会で、私の認識では人事については総務委員長と国民運動委員長と新たな委員長ポストができるということをうかがって、誰も反対せずに終わったという認識で、幹事長を含めて三役のところまで変えるということの認識ではなかった。きっと他のみなさんも、そのような人が多いのではないか。今日の人事案については、非常に驚いている。本当に有権者のみんなの党に対する認識は、渡辺・江田・浅尾がそろって党に対する期待になっていると思っているので、そこを変えるというのは納得できない。

江口)どうぞ林さん。

林)私も先日、代表の信任の時に手をたたかせていただいた。認識としては畠中さんとほぼ同じ。代表にも申し上げたが、新人事案についての説明ならびに、誰がそれにつくかについて、明確にその選任について話してもらいたい。その上で私たちがふさわしいと思えば承認させていただきたいと渡辺代表に言った。みなさんは同じ考えではないかもしれない。議事進行についても、江口会長の進め方ということになるので、私がそのようなことを言っても採用されないのかもしれないが、今のような形で承認をはかるのであれば、不明確であれば従うことはできない。さきほど何人が承認したかしなかったか、明確にしてほしい。その上で考える上で明確な選任の理由をいただきたいと個人的に考えている。それを為された上で、クリアに決議されたら、それに従いたいと考えている。

松沢)多くの意思表明があった。多くの思い、願い、感情、あるいは「こういう人事案がいいんじゃないか」といろいろ意見をいただき、考えがあると思う。ただ両院議員総会で我が党に足りないものは何かということになると、ガバナンスができていないということが共通認識だと思う。青柳代議士の言うように、ルールに基づいて、決める時は決める、権限のある者が提案してみんなで決める、すでに決まった結果にはしたがって、新しい体制の下で頑張る。これがガバナンスなんですよ。今回の経緯を見ていると、この前の両院議員総会で、代表が自分の辞職(辞任の間違い)、新たな代表選も辞さずということで、この大きくなった党の中の信任を求めた。代表選なんかやる必要は全然ないですよ。渡辺代表はみんなが信任している。プラス、その時代表はきちんと新しい人事案を発表したいと言った。それを承認ととったかとらなかったかは、意見が分かれる。しかし新人事案について「やるぞ」と明言がある。それをうけて今日の両院議員総会がある。組織というのは、リーダーが人事権を持つ。そこで初めて組織を動かせる。その組織について、誰がここに入ったら気にくわないとか、誰がこのバランスにあわないとか、それを全員が言い張って、その意見の説明に「納得できない」「承認できない」と言い始めたら、永遠に終わらない。全部考え方が違う。だから代表が、この組織を新しい36人の所帯になって動かしていく、つまり改革政党としてしっかり運んでいくための、最高の運営母体である人事の提案があった。それぞれのみなさんの思いはある。しかしそれを言い始めたら、代表というのは何なのか。だからもしみなさんの意見があるけど党内のガバナンスを見せようとするなら、人事案については江口会長は、どういう形かというと私は多数決しかないと思うが、信任をとっていただいて、決まった結果について不満があるかもしれないが、それを言い始めたら組織は成り立たない。いくら不満があっても、その結果を進めていくという団結ができるかどうかがみんなの党に問われている。

 (「正論だ」の声)

 【その5に続く】

Written by 日刊ナックルズ編集部

Photo by DS80s

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