シノギのみならず個人利用も急増...ヤクザがネットオークションにハマる理由

東京ブレイキングニュース / 2013年11月7日 10時0分

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 暴力団がインターネットを駆使しているのは以前から知られていたことだ。IT黎明期には多くの企業舎弟がビジネスとして出会い系サイトやアダルトサイトを手掛け、また多くのベンチャー企業に出資してきた歴史がある。そんな彼らが公私ともに愛用しているのがネットオークションだ。それも胡散臭いサイトではなく、日本最大の某サイトで、ヤクザは主に車関連の売買を繰り返しているという。

「ヤクザは暴排条例で締め付けられているだけにベンツを買うにも苦労するんです。でも、ディーラーは条例で新車を売ってくれない。そこで彼らは個人売買を狙うんです」

 その利用方法は大きく二種類に分けられる。まず多いのは、個人で落札をして同じ暴力団関係者などに売却するパターンだ。毎年何台も購入する組長クラスであれば、ディーラー側も「新古車」という形で最新モデルの高級外国車を用意するようだが、それはごく一部の特権。とはいえ見栄っ張りが多いヤクザは数年落ちの中古車には絶対乗りたくないという思いが強い。思わぬ掘り出し物(最新モデル)に出会えるネットオークションの需要は高いという。

 その一方で、ヤクザが乗る車は「金融流れ」のものが多い。金融流れとは車を担保にして金を借りて、返済できなくなって市場に流れる車を指す。オークションなどが無い昔は口コミで情報が流れ、ヤクザやその周辺者がその様な車を買っていたが、今ではヤクザが手持ちの金融流れをネットオークションに出品するようになっている。

 金融で担保に取られた車は驚くほど安い評価額になっている。新車だろうと中古車相場の一割程度が関の山だ。当然ながらベンツやBMWといった人気車種の場合は周辺関係者へと流れるが、大衆車などはネットオークションに出品されるのだ。それを何も知らない一般ユーザーが相場より多少安めの価格で落札する。「金融流れ」の特徴としては落札時間が異常に短いことで即決価格が設定されている。彼らも早く金にしたくてしょうがないからだ。

 とくにネットオークションで車を購入した場合、値段だけで考えると「いい買い物をした」と喜んでしまうが、もしかしたらその裏にはドロドロした背景があるかもしれないのだ。

Written by 西郷正興

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