霊安室で自慰行為...屍姦マニアも存在する遺体処理業「下げ屋」の仰天実態
TABLO / 2013年11月29日 16時0分

主に病院や警察の霊安室で眠る遺体を棺に納めて、葬祭場などに運搬することを「遺体下げ」といい、その仕事に従事する者は「下げ屋」と呼ばれている。今回は、永年に渡って「下げ屋」の仕事に従事してきた男(48歳)から話を聞く機会を得たので、その知られざる実態を明らかにしたい。
◇
会社に出勤すると待機室に入って、好きなことをしながら遺体下げの依頼を待つ。多い時には一日4~5体下げることもあるが、何もなければそれで終わりだ。不謹慎かもしれないけど、数をこなさないと手取り(日給13800円のほかに一体当たり2000円の手当が出る)が減るので、依頼の多い日はありがたく思える。
病院で下げる遺体は、基本的には病死であるし、損傷があっても一通り修復されているから比較的綺麗な遺体が多い。だが、死後硬直が始まってしまうと、ちょっと大変だ。指を組ませるには指の骨を折らなければならないし、口を開けたままで納めるわけにもいかないので、そんな時には力技で顎の骨を折って閉じさせる。また、極端に腰の曲がった老人の場合には、二人がかりで腰の骨を折って納棺する。プロレスの技をかけているようにも見えるけど、棺桶の蓋を閉じるためには仕方ない。
もちろん、病院から下げる中にも、酷い状態の遺体もある。ある日、納棺するために病院の霊安室に行くと、ベッド脇の床にブルーシートが張られていた。それを不思議に思いつつ遺体の背中に手を差し入れると、水風船に似た感触がして、その意味が分かった。長い入院生活で点滴漬けにされた人の遺体は、皮下に薬液が溜まりブヨブヨになってしまうのだ。
「割れるから気を付けろよ」
三人がかりで慎重に持ち上げたものの、身体が浮いた途端に背中から太腿までの皮膚が裂けて、大量の黄色い液体がこぼれ落ちた。あの時の臭いは、生涯忘れないだろう。
警察署で下げる遺体は、目を背けたくなる状態であることが多い。この仕事に就いて、初めて見た遺体も強烈だった。
「早く慣れるためにも、ちょっと蓋を開けてみな」
意地の悪い先輩社員に命じられて恐る恐る棺桶の蓋を開けてみると、真っ黒焦げになった遺体が、口を開いたまま空をつかむようにしていたのだ。
飛び降り自殺の遺体も、そのほとんどが悲惨な状態にある。目測を誤ったのか、どこかに股間を強く打ちつけたことで、玉袋を膝上くらいまで腫らせてしまった中年男性もいた。その痛みを想像すれば不憫に思えたけど、どす黒く肥大した睾丸を目の当たりにして、飛び降り自殺だけはするものじゃないと思ったよ。
珍しいところでいえば、ネットカフェで遺体を下げたこともある。その遺体は、120キロを超える巨体の男性で、自慰行為中に心筋梗塞を起こして亡くなってしまったらしく、精液で汚れた性器を握り締めたまま死後硬直している状態だった。
「イッちゃって、逝っちゃったんだな......」
同僚の言葉に爆笑してしまった俺は、その場にいた警察官から酷く怒られて、かなり居心地の悪い思いをさせられたことを覚えているよ。
今までに一番キツかったのは、お風呂で溺れて亡くなった人の遺体を下げた時だ。その人の場合は、湯沸かし器の電源が入れられたままの浴槽で息絶えて、しばらく気付かれなかったという状態だったから本当に最悪だった。そうなると遺体は煮込まれてドロドロになり、浴槽の水も淀んだ緑色になってしまうから、遺体を出すどころか浴槽に手を入れることさえ躊躇した。葬儀屋で働く人達の多くは、溺死体だけにはあたりたくないと口を揃えるけど、それも無理のないことだと実感させられた一件だったね。
その一方、若く美しい女性の葬儀は、下げ屋の気持ちを高揚させる。
「今日の仏さんは、上玉だよ」
なんて言われながら顔を覗くのは当たり前だし、霊安室のストレッチャーに全裸で横たわる美女の遺体に欲情するヤツまでいる。
「焼くには、もったいない」
そう呻きながら自慰行為にまで及んだ同僚もいた。
そういう俺も、きれいなモデルさんの首吊り遺体が出た時に、一線を越えてしまった経験がある。首吊り自殺した人は舌を出したまま亡くなるから、口の周囲をほぐして口内に舌を収める必要があるんだけど、きれいな女の顔を触っている内に段々と変な気持になってきてね。同僚の目を盗んでは、そっと胸を触ってみたり、陰部をチラチラと覗き見してしまったんだ。いくら美人とはいえ、遺体で欲情したのは確かだから、そんな自分が心配だよ。
そんな仕事をしていて恐くないのかって皆に聞かれるけど、お清めの塩なんかも調味料として普通に使うし、全然恐くないね。死体だって、元々は人間なんだからさ。
葬儀屋で働く者の中には、頭皮がえぐれたりしている遺体を見て興奮する者や、屍姦目的で就職したネクロフィリアも存在しているという。若い女性の葬儀を執り行う場合には、故人の尊厳を守るためにも、御遺体から目を離さないよう充分に御注意いただきたい。
Written by 東郷龍司
Photo by unai pascual
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