ケネディ暗殺は本当に陰謀だったのか? 狙撃犯オズワルドの硝煙反応を検証する

東京ブレイキングニュース / 2013年12月4日 12時12分

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 今から半世紀前に起きた、アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの暗殺は陰謀だと信じるアメリカ人は非常に多い。その割合は日本人の方が多いかもしれず、アンケートを行ったわけではないが、ネット検索をした雑感ではユーザーの間ではほぼ全員がそう思っているように見える。筆者は、この陰謀説は暗殺研究家たちが証拠や資料を改竄して捏造したという見解だ。今回は、陰謀の大きな証拠、オズワルド無罪の動かぬ証拠として認識されている説の実態を解説しよう。

 公式見解では、元海兵隊員リー・オズワルドがケネディのパレード後方のビルから大統領をライフルで狙撃して死に至らしめたことになっている。だが、ニューオリンズ州元地方検事のジム・ギャリソンは、映画『JFK』の原案となった著作『ON THE TRAIL OF THE ASSASSINS』(1988年)において「リー・オズワルドは、逮捕当日、硝煙反応テストを受けている。その結果によると、オズワルドはそれに先立つ二四時間以内に銃を撃ってはいない。連邦政府およびダラス警察はこの事実を10ヶ月間秘密にしていた」(邦訳版二一ページ)と主張している。

 硝煙反応テストとは、銃器を使用すると銃の弾倉部分と銃口から硝煙が発生し、火薬の微粒子が狙撃手の体に付着するため、溶けたパラフィンを体に塗布して残留状態を確認し狙撃の有無(硝煙反応)を判定する鑑識手法ことだ。

 ギャリソンの説明は少し事実と異なるが、実際にはオズワルドの頬からは反応が出なかった(陰性)が、両手からは出ていた(陽性)のだ。この結果が何を示すかというと、銃弾発射の際には銃口部分と弾倉部分から火薬の微粒子が吹き出すが、銃器がライフルの際にはスコープを覗いて狙いを定めるため銃身と顔の距離が近くなり微粒子は頬に着きやすく、拳銃の場合は銃身が短く体からの距離が相対的に遠いため手に着きやすいという特徴がある。先の検査の結果、オズワルドは、拳銃は使用したかもしれないがライフル使用の痕跡は無いと判定されるのだ。

 暗殺研究家はこのように解説する。

「他ならぬウォーレン報告書にも出ている話だが、硝煙内の科学物質は日常生活品にも微量に含まれており、爆竹やクラッカーを使ったりマッチを擦った際にも火薬使用の痕跡が出るため、反応が"陽性"でも銃器使用の証拠とはならない。検査の結果は"自分は誰も撃っていません"という彼の抗弁を裏付け彼の無罪を示していたが、ウォーレン委員会はFBIの銃器専門家から話を聞きながら、彼はライフルを使用して大統領を狙撃したというデタラメな結論を下していたのである」と。

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