FNS歌謡祭での華原朋美&小室哲哉が泣けた理由...『ほぼ日刊 吉田豪』連載92

東京ブレイキングニュース / 2013年12月6日 11時30分

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 演奏は生バンドで夢のコラボも多数実現する奇跡的な番組のはずなのに、必然性のないコラボ&選曲ばかりだし、モニターのトラブルなのかみんな音が取れなくて音程やリズムが乱れがちだしで、いろいろ残念な『2013FNS歌謡祭』。そんな中で数少ない必然性のありすぎるコラボだったのが華原朋美&小室哲哉でした。『I'm proud』も『I BELIEVE』もラブレター代わりに書かれたような歌なんだろうけど、いま聴くといろいろあってようやく再会した2人の人生をそのまま言葉にしたようにも思えてきて、これは泣ける。というか、『天使のU.B.U.G』で「事務所が給料をくれへん!」「月1万!」とボヤきながら事務所の社長を蹴り飛ばしたりしていた遠峰ありさが、小室哲哉に見出されて名前もキャラも激変し、一気に頂点に立ったかと思ったら恋が終わった頃から一気に転げ落ち、心は壊れ、完全におかしくなっていた、そんな歴史を踏まえた上であのコラボを見たら、そりゃあ泣けて当然! ちなみに当時、彼女が蹴っ飛ばしていたのは、後に脱税やら日本維新の会から出馬した佐々木梨絵を5年間タダ働きさせたことやら眞鍋かをりとの法廷闘争やらで有名になるアバンギャルドの社長でした!

Written by 吉田豪

Photo by DREAM-Self Cover Best-(初回限定盤)/ユニバーサルJ

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