職質する元婦警、サバゲー男、淫乱ママ...万引きGメンをクビになった懲りない面々

東京ブレイキングニュース / 2013年12月15日 11時3分

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  さほど給料は良くないものの、強い正義感や興味本位から保安員(万引きGメン)を目指す人は多い。永年に渡って保安業界にいる俺は、入社面接や研修会、それにインターン教育などでたくさんの新人保安員と接してきた。無論、その中には変わった人もいて、何かを勘違いした人達が多数存在している。今回は、そうした人達の奇行ともいえる行動にスポットを当てて、保安業界の裏側に迫りたい。

●職務質問する女

 元警察官や婦人警官が警備会社に転職する例は珍しくなく、その中には保安員として採用される者もいる。だが、刑事捜査の最前線で活躍していたような人が入社することは稀で、初めから万引きする人を見分ける能力を持つ人は少ない。以前に採用された四十代前半の元婦人警官もそうだった。

 民間の警備員である我々保安員は、公権力を有する警察官と違って、所持品検査や職務質問に類似する行為を警備業法で禁じられている。ところが彼女は、自分が少しでも怪しいと感じた来店者に次々と声をかけて、所持品検査までしてしまうのだ。もちろん、犯行を見ないまま勘だけを頼りに声をかけているので、ブツが出てくることはない。

 声をかけられた側からすれば、この上なく不愉快な心情になるだろう。ユーザーからのクレームを受けて彼女を呼び出し、研修で学んだことを順守するように強く促すと、居直った彼女は真顔で言った。

「捜査協力を求めることが、なぜいけないのでしょうか」

 いまだ、警察官気取りなのである。警備業法を守ろうとしない彼女が、その場で解雇されたことは言うまでもない。

●匍匐前進する男

 サバイバルゲームが趣味で、普段から迷彩柄の服を愛用している新人保安員が、大型スーパーでの勤務中に「変な人がいる」と来店客に通報された。人気の少ない店内の死角にいる制服姿の女子高生を、匍匐前進の体勢で注視していたところ、彼女の下着を覗く痴漢だと判断した一般客に通報されたというのだ。

 通報を受けて駆けつけた警察官に職務質問された彼は、事情を説明して否認を続けたが、女子高生が被害届を出したことから逮捕された。警察からみても、店内で匍匐前進する保安員など見たこともなければ聞いたこともないので、話を信じてもらえなかったのである。

 不審者を探す立場であるはずの保安員が、その店一番の不審者になっている事実が重い。数ヵ月後、三十万円の罰金刑が確定して退職を余儀なくされた彼は、冤罪を主張しながら辞めていった。

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