処刑された張成沢氏、男版シンデレラと呼ばれた数奇な人生...韓国メディアが報じる

TABLO / 2013年12月14日 13時20分

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 張成沢と金正日の妹・金慶喜(キム・キョンヒ)とのなりそめに関する話が、韓国メディアを中心に注目されている。報道された内容を見ると、彼が「シンデレラ」と言われたことがうなずける。

 江原(カンウォン)道出身の張成沢が、金正日の妹・金慶喜と出会ったのは金日成総合大学経済学部に在籍していたときのこと。張成沢の後ろに金慶喜が座って、背中にいたずらをしては、いちゃつく姿も同級生たちに目撃されている。張成沢はアコーディオンの名手で歌や踊りがうまく、そのうえ酒豪でもあり、生徒たちのなかで人気者だった。金慶喜はそんな彼にぞっこんだった。

 しかし、父親の金日成(キム・イルソン)は結婚に反対。張成沢の親が、かつて金日成とは別の派閥にいたとういのが理由だった。2人を別れさせるために金日成は、張成沢を日本海に面した元山(ウォンサン)の大学に強制的に転校させてしまった。

 それでも愛する二人を引き離すことはできなかった。金慶喜は暇さえあれば運転手に車を出させて、元山にいる張成沢に会いにいった。

 そんな二人を見てひと肌脱いだのが金正日だ。泣いて暮らす金慶喜を不憫に思い、張成沢を平壌に戻したうえで妹と結婚させ、彼を側近にした。

 張成沢は1978年に豪華なパーティを開いたことを理由に、鉄工所に送られてしまう。2年あまりで張成沢は復帰するが、この際、金慶喜のほかに力を貸した人物がいる。金正日の当時の妻で金正男(キム・ジョンナム)の母である成蕙琳(ソン・ヘリム)だ。成は金正日と張成沢が会う場を設け、「正男の叔父を許しましょうよ」と説得した。

 のちに張成沢は金正男を次期リーダーにするために暗躍するが、このときの恩義が大きな理由になっているという。

 結局、金正男は後継者にならず、異母弟の金正恩が北朝鮮のトップとなった。にもかかわらず張成沢はナンバー2の座についた。家系にも問題があり地方出身であるにもかかわらず、国家の要職についた彼は"叩き上げ"のエリートから人望があったという。

 そんな張成沢がこんなにもむごい形で一生を終えるとは誰が想像しただろうか。

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Written by 李ソヨン

Photo by 後継者 金正恩

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