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餃子の王将・社長射殺は外国人ヒットマンの可能性? 「日本人なら刃物を使う...」

TABLO / 2013年12月22日 17時10分

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 中華料理のチェーン店を全国展開する「餃子の王将」の大東隆行社長(72)が射殺された事件はいまだ多くの謎に包まれている。犯行が起きたのは19日の早朝5時40分頃だった。

 大東社長は立ったまま、至近距離で4発を被弾。そのうちの一発は胸を貫通していた。現場には大量の出血が広がり、その量は2リットルに及んでいたという。また、大東社長の財布や車内に残された百数十万円の現金は手付かずだったことも明らかになり、現場の状況から犯人は周到に準備していた可能性が高まっている。

「小口径の拳銃であれば、4発という銃弾の多さも納得できる。確実に胴体を狙っているのも"プロ"っぽい手口だ。近くに寄らないと頭部は狙ってもほとんど当たらない。そんなことを知ってる人間なんてそうはいないだろう」

 そう語るのはある暴力団関係者。この報道を知って、すぐに頭に浮かんだのは短時間でも落ち着いて仕事を決行する、洗練された手口だったという。

 刑事ドラマなどでは片手で拳銃をぶっ放す場面が描かれているが、現実的にはこれはあり得ないという。動く標的に当てる事はひじょうに難しく、5メール以内まで近付いて、拳銃を両手で持って初めて標的を狙うことができると力説する。当局発表によれば、4発の銃弾はいずれも急所付近を狙われていたようで、これも拳銃の扱いに慣れた者の犯行を示唆している。犯行当時は早朝にも関わらず、銃声がまったく響いていないことも謎が残る点だ。

「小口径の拳銃でスプレッサー(消音装置:別名サイレンサー)を使えばほとんど音はしない。だけど、この仕事は日本人じゃないような気がするんだ。なぜなら日本人のヒットマンの場合、確実に仕留めるためには刃物とか包丁を使うことが多いから」(前出の暴力団関係者)

 以前であれば一部の暴力団関係者も高速道路の交通標識を狙うなど射撃の訓練をしていたようだが、現在は取り締まりが厳しいため、拳銃の扱いはより慎重になっているという。「餃子の王将」や大東社長の背景は明らかになっていないが、直接犯行に及んだのは金で雇われた「プロ」に違いない。裏社会の人間はそのように考えているようだ。

「ヤクザ風の人間が乗る乗用車はすぐに職務質問されるし、付き合いの警察からも『チャカの情報ないか?』と常に聞かれるほど。警察や組関係者の誰もが拳銃には神経を尖らせている。それに第一、日本人に拳銃を使う"プロの殺し屋"がいるなんて話は聞いたことがない。今回のようなケースで考えられるのは、不良外国人を手配して仕事をさせた後に即帰国させる形だろうな。これなら足も付かないし、金だってたいしてかからない」(前出の暴力団関係者) 

 拳銃による一般人の射殺事件は20日朝、北九州市若松区の路上でも起きている。反社会勢力が使用する銃器のほとんどは北朝鮮、ロシア、フィリピン、中国から流れてくるものが主流だった。最近は不況に苦しむヨーロッパ製の拳銃も増えているという。また、在留米軍から流出することも少なくない。過去には国内でも拳銃だけでなく、バズーカ砲、ロケット弾、手榴弾が摘発されたこともあった。

 京都府警捜査本部では、あらかじめ大東社長の行動を把握した上での計画的な犯行とみているが、付近住民らの目撃 情報も皆無とあっては捜査が難航しそうな雲行きである。

Written by 西郷正興

Photo by wikipediaより引用

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