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「逃げ恥」から学ぶプロの独身の心のほぐし方

KOIGAKU / 2016年12月19日 8時30分

ドラマ「逃げ恥」こと「逃げるは恥だが役に立つ」が話題沸騰中ですね!
恋の百戦錬磨とは程遠い二人の織りなすムズキュンラブストーリー、放送を毎週楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか。
今回はこの「逃げ恥」から、『プロの独身』の心をほぐすメソッドを学んでいきましょう!

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プロの独身とはなにか?

プロの独身というのはドラマを見ている人ならばご存知、ヒロイン森山みくりのお相手である津崎平匡(ひらまさ)の‘肩書き’です。
平匡は36歳独身で、仕事はできるし性格も悪くない。
それなのになぜかここに至るまで1度も女の子とつき合ったことがなく、もちろんキスなどといったスキンシップの機会もありませんでした。
プロの独身は、平匡自身がそんな自分を揶揄するかのようにつけた、自らの肩書きです。

ドラマではみくりに対して「プロの独身とは、平穏です!」と言い切っていますが、原作を紐解いてみるともう少し深く、その心情が描かれています。

「ぼくはプロの独身だ」
「好きな人ができなかったから独身を続けてきたのではない」
「人を好きになっても、そこから発展しないしさせることもない」
「だからぼくはプロ中のプロなのだ!

こんなセリフを、平匡は心の中で自分に言い聞かせるように繰り返します。
自分自身がプロの独身として、「確固たる地位を築いたのだ! だからこの盤石な砦が揺らぐことはない!」と、思い込みにがんじがらめになっているところがあります。

小賢しく性格分析! 見られる傾向とは?

もちろん、恋愛経験があるから偉いとかないからダメだとか、そういうことはありません。
でももし、好きになった男性が平匡のようなプロの独身だったなら、どうしますか?
いつもと同じようなアプローチを仕掛けていったのでは、その恋はうまくいかないかもしれません。
それはプロの独身男性によく見られる性格傾向に理由があるんです。

◯自尊感情が低い
ドラマでもみくりが指摘していたように、こと恋愛面においてプロの独身男性は自尊感情が低く、自信がありません。
本来であればそれまでの人生のなかで、誰かを好きになったり好きになられたりしながら育んでいくはずの恋愛版・自己愛が、まったく育つことなく30歳を超えてしまったのです。
するとどうなるでしょう。

女の子が自分のことを好きになってくれるはずがない、経験のある男性と比べて自分はなんてダメなんだ、そんな風に考えて、どんどん殻に閉じこもっていくんですね。
実際に、平匡は世間話程度の話題でも、他の男性のカゲが見えた瞬間にガラガラと心の扉を閉めてしまい、みくりはその度にため息をついています。

◯プライドが高い
平匡がそうであったように、プロの独身男性にだって恋をした経験の1つや2つあるでしょう。
それでもずっとプロの道を歩み続けてきたのは、プライドの高さがジャマをしているのではないでしょうか。
恋をすると、心をかき乱されたみっともない姿をさらすことになります。

そんな自分を直視するのが耐えられない。
もしくは、好きだと打ち明けたのに受け入れてもらえなかったら?
失敗したらはずかしい。
プライドの高い人はそう考えて、失敗する前に行動を制限してしまうのです。失敗をしないから、歳を重ねるごとにどんどん失敗が怖くなり、最終的には身動きが取れなくなってしまいます。

◯愛されたい
自尊感情が低く、プライドの高いプロの独身男性は、そんな素振りを決して見せません。
でも、実は心の中はとっても寂しくて、癒やされたい、愛されたいという願望が潜んでいるものなんですよ。平匡がふとした瞬間に漏らす本音からも、そんな深層心理が伺えます。

「クリスマスが近づくと、意味もなく寂しくなる」
「人に愛される人って、いいなぁ」

女の子になんて興味ない!と言っている人ほど、ギュッと抱きしめてもらえるのを待っているのかもしれません。
とはいえ、そこは一筋縄ではいかないプロの独身
正攻法で攻めても、サッと壁の内側へ逃げ込まれてしまうかも……。

心の扉を閉めてしまった平匡に対して、みくりが取った行動とは?

◯恋愛においての自尊感情を高めてあげる
恋愛経験がないことをコンプレックスに感じている平匡は、他の男性絡みで何かあるごとに心の壁を作り、みくりの侵入を拒絶します。
みくりに好意を抱いているからこそ傷つくのが怖くて、決定的なダメージを受ける前に壁の内側へ逃げ込み、すべての情報をシャットアウトするのです。
それに対してみくりが考え出した作戦は、恋愛における自尊感情を高めてあげることでした。

「人は成功体験の積み重ねによって自信をつける」という心理学的な法則を逆手にとって、形式上の恋人関係となることを提案したのです。
形式的な恋人として、二人の間で定めたルールは「決められた日にハグをする」というもの。
これによって平匡は恋愛の成功を追体験でき、結果的に自尊感情が高まって自信がついていくことになります。

◯好意は小出しに、素直に伝えていく
こちらはみくりが無意識的に行っていた行動が、結果的に平匡の凝り固まった心を徐々にほぐしていったパターンです。
みくりはその時々で、平匡への好意を口にしています。

「1番好きなのは平匡さんです」
「平匡さんと、また1歩近づけて嬉しいです」

こんなセリフをサラッと言っているんです。その度ごとに、平匡は動揺を隠しきれません。

プロの独身がもっとも恐れているのは、恋をして心が乱され、その結果失敗して惨めな思いをすることです。不安が払拭できない限り、彼らの重い腰が上がることはほとんどありません。

でも少しずつ好意を伝えていくことで、相手への信頼や安心が生まれますよね。
「この子なら100%受け入れてくれる!」と思ってもらえた瞬間、彼の脳からやっとGOサインが出るんです。
それまではゆっくりと、じんわりと伝わる程度の暖かさで、彼を包んであげましょう。
突然の猛烈アタックはおすすめしません。彼はビックリして、瞬時に100km彼方まで引いてしまうでしょう。それがプロの独身というものです。

おつき合いすることで得られる良いことは?

◯大事にしてもらえる
プロの独身に「こなれた女の子の扱い」を期待するのは難しいでしょう。
でもその分、初めての彼女を楽しませたい、幸せにしてあげたいという、いじらしい思いはたっぷり持っています。きっと大切にしてもらえること、間違いなし!

平匡の例を見てみると、人との深い関わりを避けて生きてきたために、他人の心の動きに鈍感なようです。自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまうんですね。そこはみくりのように、広い心でジッと待ってあげる忍耐力が必要かもしれません。

それが、自分の言動がみくりを傷つけてきたことに気づいてから変わります。プロの独身男性は、これまでに何度もつらい思いを経験してきています。
自分の思いが相手に伝わらなかった苦しさ、惨めさを、痛いほどに知っているんです。
だからこそ、相手に思いやりをもって接することができるんですよ。

◯新しい世界が広がる
これまで恋愛にうつつを抜かさずに生きてきたプロの独身男性は、広くて深い「自分の世界」を持っているはずです。
彼の物知りなところにときめいたり、新しい楽しみを見つけることができたり、女の子にとっても世界が変わるきっかけになるでしょう。

◯なんといってもカワイイ!
みくりへの恋心を自覚してアタフタする平匡の姿。
みくりへの想いがあふれ過ぎてニヤける平匡の姿。
たどたどしくみくりの頭を撫でる平匡の姿。

「萌える!!」
「ムズキュンがヤバイ!!」

ドラマ放送日、Twitterにそんなつぶやきが流れない日はありません。
カワイイですよね。なんといってもカワイイです、プロの独身は。
その奥手な感じが焦れったくてときめく。まさにムズムズしてキュンキュンします!
男性のピュアなかわいさにムズキュンしたい女の子はぜひ。

大切なのはハートだ! まずは人として仲良くなるところから

男も女も、恋愛や結婚に対するイメージや理想があるでしょう。
中には、「30歳を過ぎて恋愛経験がないなんて……」
なんて、自信を喪失している人もいるかもしれません。

でもみくりが言っていました。そんなこと、たいした問題じゃないんです。
大切なのは、相手のどんなところに惹かれるのか、相手と一緒にいて楽しいのか、安らぐのか、そういうマインド面、ハートですよね。
平匡とみくりの恋だって、はじめは雇用主と従業員の関係からスタートしました。
そこから人間同士の結びつきが強くなって、いつの間にか恋が始まっていたんですよね。
人としての信頼感や絆から生まれる関係、あなたもそんな素敵な恋をしてみたくありませんか?

プロの独身が集まりそうなイベントへ出かけてみる?

ドラマのような素敵な恋がしたい。でも、出会いは待っていても訪れません。
「契約結婚しませんか?」
なんて言い出して恋をゲットしたみくりの行動力を見習って、いざイベントへ出かけましょう!

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