婚活に適した年齢は? 「結婚適齢期」と「婚活適齢期」の違い
KOIGAKU / 2017年1月25日 10時0分
筆者は、女性の結婚適齢期は人によって異なると考えますが……一般的には20代後半から33歳くらいまでを指すようです。そのくらいの年齢が、社会人経験も積めて、子どもを産み育てるにも適しているとされているのでしょう。
過去に、筆者は何度か街コンを取材したことがあり、そこでは恋人探しではなく、結婚相手探しを目的に参加する男女が多く、意外にも20代前半の女性が多かったと覚えています。23歳、24歳という年齢の女性たちが、「今のうちに旦那さんになる人を見つけておきたい」「早く安心したい」と述べていたのです。
また先日、友人が職場の20代半ばの後輩女性が、結婚相談所に登録して婚活を始めたと言っていました。25、6歳であれば、まだ結婚を焦る年でもないのでは? と思うのですが、最近では婚活を始める年齢が低くなっているのかもしれません。
社会を知ると、結婚に求めるものは変わる
早い段階から旦那さん候補を見つけて安心したい、という若い女性の意見に納得できないわけではありません。しかし、高校や大学を卒業して社会に出れば、いやおうなく価値観は変わり、仕事観、人生観も変化していきます。それを「成長」「大人になる」なんて言いますが、恋愛観や男性に求めるものも変わっていくでしょう。
つまり、大卒で就職して1年ほどの23歳の時と、そのまま仕事を続けていった場合の28歳の時では、旦那さんとして選ぶ男性の条件そのものか変わり、結婚をどう捉えるかすら、激変する可能性があるのです。
婚活を始める年齢に決まりなんてありませんが、あまりに早くから始めれば、判断を下すための軸のようなものが、途中でブレるかもしれません。「私は絶対にこの人と結婚する!」と決意しても、半年か1年が経ったのち、「そもそも、なんか違う」と婚約者への気持ちを冷ましていることだってありますから……。
ですので、婚活適齢期はやはり、25歳以上になるのではないでしょうか。20歳や大学卒業してすぐ、という年齢では、結婚について決めかねる部分が少なくないといえます。
結婚適齢期は自分で決める
今どきの20~30代女性は、本当に自由に生きていくことができます。仕事や勉強、研究に没頭したいと思えば、その希望を受け入れてくれる企業があり、自分なりのキャリアを積んでいけるでしょう。また、さまざまな問題は抱えつつも、子どもを持つ母親が働くことを、今は国や地方自治体が応援してくれています。
夫婦共働きは当然の流れであり、妊娠・出産をいつするかは、ある程度自分で選択できるはずです。そのため、一般的にどうであっても、「結婚適齢期」は自分で決めるのが正しいと思います。人生設計は婚活とは違い、早い段階ですればするほど得だといえるでしょう。
また、幾つに設定するとしても、それなりに社会人としての経験を積んだ後が良いかもしれません。人間的にも成熟しますし、夫婦関係も良好に保てる可能性が高いからです。
なぜ、社会人経験は必要か?
以前、男友達から「妻が正社員で働いたことがなく、そもそも社会人経験があまりないせいか、仕事が忙しい自分の状況を理解してくれない」という愚痴を聞かされたことがあります。一方で、大学在学中に妊娠がわかり、卒業と共に結婚した知人女性が、「私も就職したかった」と後悔している話も聞いたことがあります。
男性は、年齢を重ねるごとに、職場で責任の重い業務や職位を任されて、複雑な環境に置かれるようになります。妻がそれをすべて理解する必要はありませんが、大変さを汲んで家庭でいたわってあげることは重要です。
そして、子どもを産み育てることはもちろん素晴らしい「仕事」ですが、社会に出て労働することで、視野がぐんと広がり、良い刺激や影響を与えられるのも確か。まったく社会人経験がないというのも、ある意味不幸かもしれません。
「会社で仕事するより、結婚して主婦になったほうがラク」と思う人がいるかもしれませんが……良い結婚をするには、やっぱり社会人として働いた経験があったほうが良さそうです。
Written by 岡崎咲
この記事に関連するニュース
-
年収900万40代美人の「婚活市場価値」切ない現実 それでも「結婚をつかんだ」女性に共通すること
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 9時30分
-
「人生に絶望した」「覚悟が決まった」、35歳は人生のターニングポイントなのか…婚活に妊活…それぞれの節目を迎えた女性2人の分岐点
集英社オンライン / 2024年11月6日 10時30分
-
年収600万、持ち家アリでも普通レベル…脳梗塞をきっかけに婚活を始めた35歳の“婚活市場”の厳しさ「相手から求められるハードルがどんどん上がっている」
集英社オンライン / 2024年11月3日 16時0分
-
昭和上司とZ世代若手の板挟み…35歳中間管理職の女性教員の苦悩「土日は部活引率で正直婚活どころじゃない」
集英社オンライン / 2024年11月2日 16時0分
-
「35歳で独身って何かありそう」先輩の陰口を叩いた女性に、30歳で“特大ブーメラン”直撃
女子SPA! / 2024年10月26日 15時47分
ランキング
-
1コンビニ大手3社の「肉まん」「高級豚まん」を実食。この冬に食べるべき“コスパ圧倒的”の肉まんは
日刊SPA! / 2024年11月24日 15時52分
-
2コロッケでも餃子でもハンバーグでもない…受刑者200人が答えた「刑務所ごはん」人気No.1メニューとは
プレジデントオンライン / 2024年11月24日 16時15分
-
3品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください