してくれない事を責めるのではなく、してくれた事に感謝しよう～アナウンサー小泉恵未の【コエミの恋するグルメ】Vol.15～

いよいよワールドカップ開幕！　高揚した空気の中で初対面の人とも一緒になって盛り上がれるサッカー観戦会は、恰好の出会いの場です。女子会もいいけど是非男女混合の集まりで盛り上がりましょう！　さて、今回はブラジルにワールドカップ観戦旅行に行くはずだった男性のお話です。

先日、年上女性と交際していた20代スタイリスト君が、おもむろに携帯を取りだし、ふてくされてこう言いました。「どう思います？僕、毎日メール返してたんですよ。なのに、『どうして旅行の計画は私任せなの？私のこと、どう思ってるの？』とか聞かれて。挙句に他に好きな人ができたってフラれたんですよ、どういう事ですコレ？」
休みの日にご飯を作ってくれたり、旅行の予定を立ててくれる優しい彼女だったのに、もったいない！　でも、どうして？　と毎日返していたというメールを見せてもらうと、なるほど返事はしているものの、「いいよー」「わかった」とどこか機械的で無機質な印象。メールの文章に「ありがとう」「嬉しいよ」「感謝！」のどれかが入っていれば、事態は変えられたかも。

街コン参加者のデータを見てみましょう

20代の男女は「プライベートで遊ぶ約束をしたら」が圧倒的であるのに対し、
30代は「毎日メールをくれたら」という考え方。

20代が「笑顔」「誘いを断らない」をあげているのに対し、
30代はまたしても「メールする」

30代になると、今忙しいだろうな、電話してぶっきらぼうに返されたら嫌だな、など保守的に捉えてしまうせいか、メールという手段を通して恋愛を進めていきたいという事がわかります。

だからこそ、メールの文章ひとつひとつが大事なのです。

今回のケースは男性側の配慮不足でしたが、これは男女どちらに対しても言えること。どんなに幸せなカップルにも小さな不満はあります。それを文章で残して積み上げていくのか、それとも文章には楽しい言葉だけを残し、不満は会った時に別の方法で伝えるのか。30代と付き合うのであれば、後者の方が賢明に思います。

冒頭のスタイリスト君も、「旅行のこと、色々調べてくれてありがとう。今仕事立て込んでて、僕だけで進めてたらこの旅行キャンセルになっちゃうとこだったよ。ホント助かった！」これだけでも印象が違うと思いませんか？　決して「あとは僕がやるから」とは言っていないところがミソです。できない提言は思いやりではありません。「あとはやるっていったじゃない！」と私ならイライラしてしまいそうです。

メールで恋が始まり、メールで「別れよう宣言」が行われるこの時代。

気軽な手段である分、特に30代の相手には慎重にお返事をし、感謝の言葉を入れることを忘れずに。

ところで、今日のお店は市ヶ谷駅近くの、『らいむらいと』。
お店は一見BARのような落ち着いたおしゃれな内装。

でも出てくるのはCP良しのハンバーグ。肩肘張りすぎないところが、30代とのデートには良い場所です。
チーズハンバーグが人気のようですが、私は美味しいソースをしっかり味わいたいのでチーズなしでシンプルにいただきます（常連さんはチーズなしを頼む人も多いみたい）。

白濁したソースは、ガーリックバターが存分に溶けだした、とても風味豊かなソース。女性はニンニクを嫌厭しがちですが、男性は大好き。たまには合わせてあげて。これをたっぷりつけて、しっかりめのお肉をほおばりながら、白米をいただけば・・・あぁ、幸せ。このソースと白米で、ガーリックライスを作りたい！絶対に美味しいはずなの！と思ったら、ありました、メニューに載ってましたよガーリックライス。ディナーで行ったら是非召し上がってみてください。ランチで行くなら、私のイチオシはサーロインステーキ。

150グラムとハンバーグよりサイズが小さいのですが、お肉が柔らかくてジューシーで、お値段も高すぎない一品です。

どちらもガーリックの香り豊かなお肉料理ですが、さほど後に残りません。ランチには食後にコーヒーかアイスクリームも付いてくるので、その後、彼に近づいても大丈夫。でもお店を出た時に、「ガムいる？」とさっぱりしたライム味などがカバンから出てきたら、100点女子☆