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女性も知りたい「メンズブラ」の世界

KOIGAKU / 2014年6月30日 15時53分

夏に増える女性の悩みのひとつに「下着」のことがあります。薄着になるため透けてしまうことが心配になることや、逆にどんな魅せ下着を見せようかと腐心することが増えますね。

一見、女性特有の悩みのようでもありますが、静かに愛用者のいるメンズブラの流行を考えると、似た様な悩みを抱える男性もまた一定数いるのかもしれません。

異性の下着にトンデモなイメージが持たれがちであることは、たとえばハングタイプのショーツやガーターベルト等の機能性も重視された下着に対し、単に性的なアイコンとしてのみ消費する男性が多いことを見れば一目瞭然です。ああしたトンデモは、女性の目から見れば何とも滑稽で情けなく、迷惑なものです。

そうした男性からのトンデモについても気になるところですが今回は、男女ともにトンデモなイメージを持ってしまいやすいメンズブラについて、紹介してみたいと思います。

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そもそもメンズにブラって必要なの?

世の中の多くの男性は日頃、ノーブラで過ごしています。ブラジャーとはそもそも、行動・活動の際に乳房が揺れることによる不便や、形が崩れてしまうことを防ぐための下着です。女性ほどの乳房のサイズのない男性にはブラジャーは不必要であると思われています。

しかし実際は、必ずしもそうであるとは言えません。
例えば、乳房のサイズが変わるだけでなく、乳首・乳輪にも変化が訪れ母乳の分泌が見られるような場合もあるという「女性化乳房」に悩まされる男性の場合は女性と同様、日常生活を円滑に送るためにも、ブラジャーが必要とされる場合があります。

女性化乳房でなくとも、体質として乳房が膨らんでいる男性もおり、そうした男性からのニーズもあります。性同一性障害を持つ人や、異性装を行いたい男性にとっても必要なものです。

メンズブラはどんなデザインのものがあるの?

様々なデザインのものがあります。シンプルな黒いもの、カラフルでポップなもの、レースをあしらった繊細なもの……。人によって求めるデザインが違う、というのも女性と同様です。

素材のつけ心地を重視する人もいれば、身につけるという行為自体を大切にする人、小さめを身につけることで身体を引き締め気持ちも引き締めたいと感じる人や、見えない場所でも好みのデザインを身につけることで気持ちが上向きになることを大切にする人もいます。

「女性のもの」と思われるものを堂々と身につけることも男性の権利

ブラジャーにかかわらず「この服は女性/男性の着るもの」といった社会的な決めつけは世界中に溢れています。 ジーパンをはく権利を女性が勝ち取って来たように、“女性服”着用の権利を勝ち取る男性もまたいます。

数年前にはスウェーデンで、スカートを着用して仕事に臨んだ運転手たちのニュースが有名になりました。女性には許可されているスカートの着用を男性には認めないというのは男女差別にあたる、との判断によるものです。

これは制服として「半ズボン」が認められないために行われたデモ的な行動であり、スカートの着用自体が目指されたものではありません。けれどこのニュースは私たちに「性別に関わらず、私たちは好きなものを身につける権利を持っているのだ」という大切なことを教えてくれています。

メンズブラは、まだまだ市民権を得ているとは言い難いものです。けれどそれを望み、必要としている人がいるのであれば、彼らが不安なく、気持ちよく身に付けることができるようになればいいなぁと思うのです。ブラジャーのデザインについて一緒に語ることができる男性もいるというのは、女性にとっても楽しいことかもしれません。

自分の身につけたいものを自由に身につけ、それをお互いに認め合えるような人と一緒にいられたら、日々はきっともっと楽しくなるはずです。

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