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失恋したけど落ち込んでもいられない! レベル別・効果的な立ち直り法

KOIGAKU / 2014年3月28日 0時27分

こんにちは。ライターや占い師のほか、恋活・婚活アドバイザーもしています、沙木貴咲です。

生きていればつらいこともたくさんありますが、なかでも失恋はダメージが大きいでしょう。好きな人に受け入れてもらえないというのは、自分の恋心の行き場がなく、やりきれない気持ちや虚しさを募らせることになります。

ショックから自分の存在価値を見失ったり、すべてに対してやる気をなくしたりするかもしれません。

できるだけ早く立ち直りたいものですが、何をどうすれば元気に新しい恋に向かえるようになるんでしょうか?

①まず今の自分の「失恋レベル」を知る!

何事も現状把握から始めるのが基本ですが、失恋も同じ。

傷ついて悲しみのどん底にいる自分を見つめ直すのは、なかなかつらい作業ではあるものの、そこを見て見ぬふりをすれば立ち直るまで時間がかかってしまいます。


<レベル1>

片思いのまま、好きな人を諦めた場合。相手からハッキリと断られていないため、心の傷はそれほど深くないでしょう。

恋愛はそもそも好きな相手と心をむき出しにして、ぶつかり合わせるもの。お付き合いに至っても、辛い場面はあるはずです。悲しいとは思っても、「このくらいは自力で乗り越えていかなければ」と、強い心を思ったほうが良いかもしれません。


<レベル2>

好きな人に自分の気持ちを伝えたけれど、お断りされた場合。悲しいし、ショックでしょうが、相手との間に恋愛関係が成立する前に恋が終わっているので、心の傷はまだ浅いといえます。

告白(と同等の行動)に至るまでに、ひょっとしたら好きな人から敬遠されてしまう原因を作っていたかもしれません。より効果的なアプローチができた可能性もあるので、悲しみにとらわれて落ち込むよりも、失恋から何を学ぶかを考えたほうが良さそうです。


<レベル3>

好きな人が、自分のことをいったんは受け入れて恋人関係が成立しても、短期間でお別れしてしまう場合。心を通じ合わせる密な時間が生まれるので、心の傷はなかなか深いといえます。

好きな人と親密になり、最高に幸せなひとときを過ごすため、それがなくなることには強いショックを覚えるはず。しばらく泣き暮らすなど、立ち直りには多少時間がかかってしまいます。

とはいえ、数週間~3ヵ月ほど付き合ってみて、「なんだか違う」と気持ちが冷めるなら、むしろスッキリしているかもしれません。


<レベル4>

長期間、恋人同士としてお付き合いした相手とお別れするとか、結婚直前まで関係が進んで破局する、長年信頼して交際していたのに浮気されるなど、好きな人との関係性が深く長い場合。あるいは、ひどい別れ方をした場合。心はかなり深く傷つけられているはずです。

一方的に振られるケースと、裏切られて自分から振るケースでは、心境がだいぶ変わりますが、相手と密に関わりを持っていただけに、すぐに忘れるのも難しいでしょう。悲しみや未練、怒りといったマイナス感情は、長くくすぶって立ち直りにくくなります。


②失恋がつらい理由

恋がなぜ壊れるのか……? その理由のほとんどは、「相手から一番大切だと思われないこと」にあります。

片思いのまま諦めるにせよ、恋人同士になってから別れるにせよ、好きな人にとって自分が一番大切な存在でないから、一緒にはいられないわけです。

それはつまり、もっとも受け入れてほしい相手に拒否されるという意味。仲良くしてほしい、好きだと思ってほしいという希望が叶わないと悲しくなりますし、自分の気持ちが行き場を失えば虚しさを感じます。

彼氏が浮気をして怒り心頭! という状態でも、失恋のつらさの根本は「自分が一番じゃなくなった」という絶望にあります。ずっと彼女として認められていたことで自尊心は満たされ、存在価値も見いだせていたため、それがなくなることに動揺して、悲しみと同時に「私をないがしろにするなんて、許せない」と怒りが湧き上がるのです。


③失恋から立ち直りにくいタイプ

失恋は誰にとっても平等につらいものですが、それでも「立ち直りにくいタイプ」はいます。

もともとの性格や価値観が、気持ちの切り替えをしにくくなっているのです。


<恋愛依存タイプ>

何よりも恋愛を重視して、日常生活が彼氏中心に回っていた場合、失恋すると自分を成立させる「軸」の部分がなくなり、大きな絶望と空虚感を覚えます。

何を頼りに生きていけばいいのかわからない、というほどに心にはポッカリ穴が開き、それを埋めるにはどうしても時間がかかってしまうでしょう。


<別れ方に納得できないタイプ>

彼氏と突然連絡が取れなくなって、事実上失恋したことになるとか、一方的に別れを告げられて、ちゃんと話もできないまま拒否されてしまうなど、別れの原因がハッキリしないと失恋そのものを受け入れがたく感じます。

また、彼氏に対する未練が強く、別れの原因が何であっても「絶対に別れたくない」と強く思い込んでいる人は、終わった恋に執着してしまい、失恋から立ち直りにくくなるのです。


<自己分析が苦手なタイプ>

その場その場で湧き上がる感情に振り回されて、冷静に物事の本質を見極められない人は、失恋の悲しみやつらさに翻弄されるばかりで、「何が原因なのか?」「どうすれば苦しみから抜け出せるか?」が解明できないようです。

このタイプが失恋から立ち直るには、とにかく時間をかけて未練や絶望を薄れるまで待つしかなく、元気を取り戻すには時間がかかるといえるでしょう。


<真面目なタイプ>

何に対しても真剣で思考が深い人は、失恋も過剰に追求しがち。掘り下げなくてもいい部分まで掘り下げてつらくなってしまいます。

また、真面目であるがゆえに、自分だけを責めてしまう、他人に愚痴が言えない、女子会などで騒いで憂さ晴らしができない、といったことが失恋のつらさを長くくすぶらせる要因になるようです。


④効果的な立ち直り方法

失恋のつらさを一番痛感するのは、一人でいる時。特に休日を一人で過ごしていると、孤独感をひしひしと感じて、涙があふれてくるのでは?

苦しみを強く実感する間は、とにかく誰かと一緒にいることが大事です。自分の本音をさらけ出せる気心の知れた親友や、共通の趣味などを持ち、一緒にいると楽しく過ごせる仲間などにそばにいてもらうと良いでしょう。

失恋直後は、自分のつらさを親しい友人に話すことで気持ちが癒えていきますし、つらさにとことん浸るしかないと思います。しかし、悲しみや未練に浸るだけでも心は晴れません。ひたすら泣いて悲しんだなら、「終わった恋を意識する余裕がなくなるほど、心をほかのことで占める」という行動を起こしてみましょう。またそれが、一番良い立ち直り法なのです。


<新しい恋を探す!>

恋の傷を癒すにはやっぱり、新しい恋を楽しむことです。好きな人ができたなら、気持ちがウキウキして失恋を忘れやすくなります。

失恋のショックが強い場合は、ひとしきり心を落ち着けたほうが良いですが、絶望にどっぷり浸かる時期を過ぎた後は、多少ムリをしても出会いの場へ足を運びましょう。街コンや婚活イベントに参加して、色々な男性と知り合ううち、新しい恋への期待も膨らんできます。


<女子会で大騒ぎ!>

切ないバラードを聴きながら大泣きして、友達に愚痴をこぼす……という状況は、失恋直後はあるかもしれません。でも、涙が枯れるほど泣いたならば、「パーッと騒いで気持ちを切り替える」方向にシフトしていきます。

居酒屋で盛り上がる、カラオケで歌いまくる、好きなアーティストのライブで弾けるなど、女友達と楽しい時間を過ごすことで、失恋の痛みは少しずつ癒えていくはずです。


<趣味や仕事にのめり込む!>

失恋によって自分の価値や魅力を見失った場合、恋愛以外に存在価値を求めることが大事。趣味や仕事に没頭して実績を上げると、周囲から褒められたり、それまで以上に必要とされたりします。

好きな人から一番大事と認められなかったとしても、「私は大丈夫」「みんなから大切に思われている」と自覚することで、心は立て直しができるのです。


<自分磨きで彼を見返す!>

「失恋=好きな人に受け入れてもらえない」ですから、自分の魅力を疑い、自信が持てなくなるかもしれません。そういう時は、自信を持って堂々と振る舞えるように、自分磨きをするのが一番!

エステ、美容院、スポーツジムなどに通って、理想の自分を作り上げましょう。そうして、自分を振った彼を「見返してやる!」と思えるようになれば、失恋の傷は癒えてくるはずです。


⑤失恋を「プラス」に考える

誰だって失恋はしたくありませんが、失恋しないと見えないものもあります。自分が正しいと思っているアプローチ法が、実は間違っているのかもしれません。あるいは、好みと思い込んでいるタイプが、本当は自分と相性が悪かったり、良かれと思って彼氏にしていたことが、嫌われる原因だったりするのかもしれないのです。

何にしても、失恋を悪いものと決めつけるのは損。悲しみや絶望、怒りといったマイナス感情にとらわれず、「自分はどうして失恋したのか?」という根本的なところに目を向けてみましょう。うまくいかないことには必ず原因があります。そこを正しく見極めて、二度と同じ間違いはしないと対策を立てることが大切です。

そうすれば、失恋はもっと素敵な恋をするための重要なステップになりますし、あなたにとってプラスのものになるはず。

気持ちの切り替えも早くなり、苦しみを長期間ひきずることもないでしょう。


まとめ

失恋の悲しみをムリに引きはがそうとすれば、かえってつらくなるので、「絶望にどっぷり浸かる時期」は絶対に必要です。仕事を一日休んでも、とことん落ち込んで悲しみを吐き出し尽くすことを、まず一番にやりましょう。

でも、ひとしきり落ち込んだら、あとは上昇していくだけです。モヤモヤとした気分が残っていても、前向きに心を切り替える方向に自分を持っていってみてください。

空元気でも構いません。明るい友人に強引にテンションを引き上げてもらう、でも良いのです。

どんな方法であれ、あなた自身が「早く立ち直ろう」と思うなら、失恋の痛みは少しずつ癒えていきます。本気で不幸な女になりたくないと思うこと。本当に自分にふさわしい恋人を見つけて幸せになること。その二つを信じて進めば、きっと心は晴れていくでしょう。


 

Written by 沙木貴咲

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