一生懸命な主人公ダスティに胸キュン ! 『プレーンズ2』製作者に直撃!
KOIGAKU / 2014年7月31日 2時16分
『アナと雪の女王』『シュガー・ラッシュ』『マレフィセント』と、ディズニー最強だよね! のムーブメントのなか、2014年夏映画の決定版! 『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』が登場だ! 飛行機の主人公ダスティが大空を駆けめぐる84分間のアトラクション・ムービーについて、ボブス・ガナウェイ監督&フェレル・バロン(プロデューサー)に「恋学」も直撃。これを読み、映画を観れば、熱く人生を“舞う”ダスティに恋するね!
前作はレーシング映画だったけれど、今作はディザスター映画(笑)
Q:今回の続編は、まず前作と“ジャンル”が違いますよね! ファンは驚くと思いますよ!
ボブス・ガナウェイ監督:そうだね。いくつかのレベルで違いがある。一作目はレーシング映画だったけれど、今作は言ってみればディザスター映画でね(笑)。前作は世界中をレースする展開だったけれど、今作はダスティが山火事に立ち向かうストーリー。飛行機を使わないと語れない世界観だから、飛行機が主人公であることは明確に打ち出せたけれど。
Q:まったく作風が違いますが、前作と地続いている印象も強くて、違和感はなかったです。
ボブス・ガナウェイ監督:スキッパーやレッドボトム、ドッティ、スパーキーといった、一作目のキャラクターも出てくるからね。そして今回は、新しい仲間たちとも出会うわけで。だから、古い友達を訪ねているという印象を感じてほしかったけれど、その一方で彼らと一緒に今まで行ったことがない世界へ、新しい冒険をしに行くことも感じてほしいな。
セカンド・チャンスというアイデアは、子供でも共感できると思う!
Q:ダスティが直面する、人生のテーマが説得力ありますね。これまでのディズニー映画とは毛色が異なって、自分の努力だけではままならない、それが人生みたいな主張が斬新で。
ボブス・ガナウェイ監督:セカンド・チャンスというアイデアは、子供でも共感できると思う。子供だって学校で試験に失敗するとか、何かが上手くいかなくて、別の道を探ってみるといったことがあると思う。だから、このテーマは大人だけじゃなく、子供たちにも通じるものだと思うよ。それは、僕たちがもっと深いストーリーを語る助けになって、キャラクターをもっと深く掘り下げることも可能だ。登場するキャラクターたちは、観客が気にかけていることや、共感したがっていることを代わりに経験することになるわけだよ。
フェレル・バロン:そうだね。それに、そのことはダスティだけの問題じゃなくて、それ以上のことに続いていくわけだ。この山火事に立ち向かうというストーリーは、それ自体が人生のセカンド・チャンスというストーリーを語ることに役立っているというわけだよ。
ボブス・ガナウェイ監督:今作は、子供のためだけじゃなく、大人も含めて家族全員で楽しめるアクション・アドベンチャー映画になっている。パラシュート隊や、いろいろなアクションシーンなど、子供が楽しめるアイデアは確かに山ほどある。でもまた、もっと幅広い観客の共感を得るように、僕たちはストーリーをもっといいものにしたかったわけだ。
『アナと雪の女王』は、言ってみればゴールだと思う――
Q:日本でも『アナと雪の女王』がメガヒット中で、この来日中も(笑)。この空前のヒットはアニメーションのクリエイターたちにはいいことですか? それとも悪いことですか?
ボブス・ガナウェイ監督:歴史的にみると、上手くいっている時もいっていない時も経験した。『アナと雪の女王』のような映画が出て、すべての観客の共感を集めると、それはアニメーション業界全体が恩恵を受けることになると思う。僕たちのスタジオだけじゃなくて、他のスタジオもね。アニメーションは今も健在で、人々を驚かせることが可能なものだと。なぜなら、アニメーションは子供のためだけじゃなく、家族のためのものになり得るということ。幅広い観客のための作品こそ、僕たちが創作したいと思っていることだよ。
フェレル・バロン:特に『アナと雪の女王』をたとえで出すなら、それがゴールだと思うよ。本当に例外的なことだからね。国際的にとても上手くいって、世界中の観客の共感を集めたわけだからね。最終的には――『アナと雪の女王』ほど成功するかどうかは別にして――目標は、すべての人々の心に触れることが可能なストーリーを新しく作ることだよ。
ボブス・ガナウェイ監督:まあ、成功は興行成績じゃないけれどね。素晴らしいストーリーを語って、もっとリスクを負って、予想していなかった世界を掘り下げることだよ。もしも、すべての観客の共感を呼べれば素晴らしいけれど、ある部分の観客のみの共感だけを集めても、それはそれでいいこと。でも、僕たちは常に素晴らしいストーリーを語ろうとしているよ。素晴らしい世界、魅力的なキャラクター、そして感動的なストーリーをね!
映画『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』は、大ヒット上映中!
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Disney.jp/planes2
■取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)
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