こんな時どうする?「コンドームはつけたくない」と言われたら
KOIGAKU / 2014年9月2日 6時0分
「夜の行為」には様々な注意点やリスクがありますが、中でも多く聞く悩みは避妊に関するものです。
もし、自分に妊娠のつもりがないのに彼から「コンドームはつけたくない」と言われたら、どうしますか?
多くの女性が直面するこのシチュエーションについて、取りうる行動パターンを3つ、紹介してみたいと思います。
1、妊娠した際どのようにするか細かい話をその場でする
コンドームをつけたくない・つけなくてよいと思っている理由で一番多いのが、「まさかそんなに簡単には自分たちは妊娠しないだろう」と思っている、というものです。
けれど、するのです。行為を1度しかしていなくても、膣外射精であっても、妊娠する時はするのです。膣外射精では避妊できませんしね。
「今日の行為で妊娠するとする。そうしたらこれから先、どうする?」という話し合いを、その場で、しっかりと行いましょう。それでもし、あなたが納得できるようであれば、そのまま行為に及ぶのも悪くはないかと思います。ただし性感染症のリスクは残ります。
なお、この「まさかそんなに簡単に自分たちは」という意識は、性感染症にかかった人もよく持っているものです。まさかと思っている人ほど危ない、という点については強く意識しておきたいですね。
2、性感染症の話もする
上でも述べましたが、性行為にともなうリスクは望まない妊娠だけではありません。最近では梅毒も流行していますし、クラミジアなどは性行為経験者の4割以上が感染するとも言われています。性感染症を防ぐというのは、あまり簡単なことではないのです。
事前に検査をしていて、ウイルスを持っていないと確認がとれている、というのであれば話は別ですが、そうでないのであれば「コンドームを利用したくないということは、この人は性感染症にかかりたい・相手にうつしたいと思っているんだ」くらいに捉えてしまってよいかと思います。
性感染症にかかってまでコンドームを使いたくない、という理由をしっかりと確認しておきましょう。もちろん、特段感染を望んでいないのであれば、コンドームを用いての行為にするようにしましょう。
3、付き合うことすらやめる
妊娠を前提としていないのに避妊をしなかったり、性感染症を防ぐための行動をとらなかったりして性行為を望むことというのは、計画性に乏しく、彼自身は元より、相手であるあなたのことを全く思いやっていないということの証です。妊娠のリスクは女性にしかありませんし、性感染症に感染した場合、腹膜炎など、よりひどくなるリスクを抱えているのもまた女性なのです。
あなたのリスクや身体の負担を他人事だと感じられるから、「コンドームをつけないでしたい」などと言えるのです。
彼がもし、あなたのリスクや身体の負担を軽んじている男性なのであれば、後日別れることはできても、その場ではグダグダと“説得”されたり、ひどい場合には同意のないままに行為がされてしまったりする場合もあります。
そのような場合には、翌日早めに、モーニングアフターピルを処方してもらうようにしましょう。処方されるのは、早ければ早いほどよいです。
「デートレイプを受けた」ということで警察に行くのも悪くない選択です。警察に行った場合は、モーニングアフターピルの費用を公費で負担してもらえます。
今回のまとめ
「コンドームをつけたくない」と言われてしまうことは、女性にとっては大きなリスクです。彼と付き合い続ける価値があるのかどうか、考え直してみる十分な理由になります。
また「即時、話し合う」というのは、場の空気を思えばなかなかに難しいことかとは思いますが、ここは気合いの入れどころです。それを怠ってしまうと、後に、さらに難しい局面がやって来てしまう可能性が出てくるのですから。
あなたのことについてもしっかりと考え、思いやってくれる相手と、安心した行為ができますように!
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