あなたの自分磨きは結婚に近づいてる？目指すは家庭的な優しい子～アナウンサー小泉恵未の【コエミの恋するグルメ】Vol.23～

「きれいな女性だとなんか声かけづらくて・・・」久しぶりに会ったイケメンなのにシャイな同級生が呟きました。彼に理想の彼女のタイプを聞いてみると・・・「家庭的な子。疲れて帰ってきたときに、美味しい卵焼きを作って待っててくれる子が良い」んだそうです。これは大変！自分磨きで、ネイルやワイン講座に力を入れている皆様、卵焼きだそうですよ。それならば、今日からお料理教室に通って、お酒のおつまみにもなる美味しい料理を習うのが、結婚への近道になるかもしれません。

今回はそんな素朴なシャイボーイと行くほっこり旅行デートをご紹介します。前回に続き、今回も舞台は北海道です。

優しい子になるには、「やさしい気持ち」になれる場所でのデートを選んで

人気デートスポットでもある遊園地は楽しいけれど、長い列に並んだり、絶叫したり、「やさしい気持ち」になるのはちょっと難しい。こんな時はドライブで遠出して大自然に触れるのが一番。

私が滞在した北海道日高郡は、1年のうち20日ほどだけ、日高昆布の天日干しが見られます。あたり一面、玉砂利の上に昆布が並ぶのを「拾い昆布」というそうで、その日の湿度や気温で、乾燥させる時間が変わるそうです。磯の香りが立ち込める中、どんどんと並べられる昆布を眺めながら、襟裳岬までのドライブ。

国道沿いにある、地元では有名なおやき（今川焼）のお店で焼きたてを頬張り、誰もいない砂浜で親子岩をバックに記念撮影をしたり。観光客の少ない静かな場所だからこそ楽しめる二人っきりの時間は、なんとも貴重です。さらに運が良ければ、途中の川を注意して眺めると、なんと遡上中の鮭の群れが見られたりもします！さすが北海道。まさに大自然の営み。「東京では絶対に見られない風景を二人っきりで見られるなんて、幸せだね！」たまには正直に、自分の気持ちを彼に伝えてみましょう。本当に本当にやさしい気持ちになれます。

♪えりーものー春は～なにもーない 春です～♪

森進一さんの歌にあるように、あたり一帯、物珍しいものは少ないのですが、だからこそ、ゆっくりとした時間の流れの中、二人で過ごせるのです。シャイボーイは、意外と静かなところが好き。賑やかな場所では気後れしてしまうこともあるけれど、彼が自分のタイミングで話ができる場所に身を置くことで、二人の関係が少しずつ変わるかもしれません。

二人の距離が近づいたら、肩が触れ合う、地元で人気のお店に行きましょう

シャイボーイとの北海道ディナーは、有名なジンギスカンのお店「だるま」の4・4二階亭へ。

こちら、本店と支店合わせて4店舗あるのですが、七輪ひとつひとつに排煙設備が付いているのは4・4二階亭だけ。ということで、ジンギスカン初心者や女性にはこの店舗が絶対にお勧め。一応一階の4・4店も覗いてみたのですが、「ジンギスカンは煙にまかれながら食べなきゃウマくない！」とばかりに、お父さんたちが行列を作っておりました。これはこれで美味しそう。

さて、こちらのお店、創業は昭和29年だそうで、長く続くだけの理由があるんです。独特の香りがするお肉はあまり得意な方ではない私でも何回もおかわりしたほど、美味しいのです！鉄板の上には、たまねぎ、ねぎ、マトン、それだけ。ビールで乾杯したら、キムチを食べながら最初のお肉がやけるのをジックリ待って、、、良い香りのする油が焼けた煙が目にしみてきたところで、食べ頃のお肉をタレにつけて頬張れば・・・あぁ、幸せ。くせの全くないミルキーなお肉と、シンプルなジンギスカンをしっかりまとめる絶妙なタレ。普段ならすぐライスを頼んでしまう私が、そのままで食べきれるほど、こんなさっぱりしたジンギスカンは初めて！これを書いている今でもまた食べたくなるほど、美味しかったです。ただ、一番排煙が少な いはずのこの店舗でも、「おうちに帰るまでがジンギスカンです」とばかりに、においを連れて帰ってしまうので、ご了承を。1階入り口に消臭スプレーが置いてあったので、家庭的女子としては、彼のお洋服にもきちんとスプレーして、最後にバッグからガムを出して手渡せれば合格です。

さて、今回で北海道編は終了。来月からはまた東京に戻ります！北海道では競馬場や牧場巡りもしたのですが、その様子は東京中日スポーツ10月5日号の「コエミのあなたが主役！」というコーナーで掲載する予定です。お時間ありましたら、是非そちらもご覧くださいね！