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恋人との間で起こる「デートDV」とは? 抜け出す方法も解説

KOIGAKU / 2022年12月7日 6時43分

恋人との間で起こる「デートDV」とは? 抜け出す方法も解説

恋人との間で起こる「デートDV」とは? 抜け出す方法も解説

2016年に行われた「全国デートDV実態調査」では、多くの学生がデートDVの被害に遭ったことが明らかになりました。しかし、デートDVの被害に遭うのは学生だけではありません。年齢問わず、デートDVは全国で起こっているからです。

そこで、この記事では「デートDVとは何のことか」「デートDVから抜け出す方法」を詳しく紹介していきましょう。デートDVでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

デートDVとは?

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DVとは、Domestic Violence(ドメスティック・バイオレンス)の略です。
デートDVとは、恋人から精神的・身体的な暴力のことなどを指します。
DVというのは、蹴る・殴るといった直接的な暴力がすべてではありません。
恋人をバカにしたり理不尽に怒ったりデート代を支払わせたりといった行為も、デートDVに含まれます。
また、恋人同士はキスやセックスをするのが普通だと思われるかもしれませんが、合意の上でない場合はDVに当たります。
「恋人だし仕方ない」と我慢をする人も少なくありませんが、無理やりの行為はDVなので、注意しましょう。

これらDVを行う人には、「暴力を振るったあとは優しくなる」という共通の特徴があります。DVしたあとに極端に恋人に優しくしたり何度も謝ったり、「あなたしかいない」と泣いたりする人もいます。

こういった行動は、デートDVにありがちです。「恋人のことは好きだし我慢しなきゃ」「自分が悪いから怒られているんだ」と被害者が我慢してしまうのもデートDVの特徴となっています。


<肉体的な暴力>

恋人を蹴ったり殴ったりする行為のことです。暴力を振るって、恋人を自分の思い通りに従わせようとする人がいます。

被害に遭っている人は「暴力を受けるのは仕方ない」と思い込んでいる場合もあり、気付くと暴力を与えてくる人から逃げられない状況になっているケースは多いです。


<精神的な暴力>

言動によって、恋人を精神的に追い詰める行為のことを指します。恋人を理不尽に怒鳴ったり、けなしたりするなど、実際に暴力を振るってはいないものの相手の心を傷つけるのは精神的な暴力に当てはまります。

精神的な暴力を受けてしまうと、自己肯定感も低くなりますます抜け出せない状態に陥ってしまいます。


<社会的な暴力>

デートDVにおける社会的な暴力とは、異性と連絡・会話を制限したり、連絡の強制などを行うことです。

例えば、勝手に恋人のスマホやスケジュールをチェックし、「連絡を取るな!」と束縛するような行動は社会的な暴力と判断されます。


<性的な暴力>

恋人に無理やりキスやセックスをしたり、裸の写真を撮られたりすることは性的な暴力に該当します。また、避妊をしてくれないのも性的な暴力の代表例です。

こちらが嫌がっているのに相手から強制されたことは、ほとんどが暴力として判断できます。


<経済的な暴力>

デートDVにおける経済的な暴力とは、恋人にデート代を支払わせたり貸したお金を返してくれなかったりすることを言います。他の暴力と比べて分かりにくいものなので、自身がデートDVの被害者であることを気付かないケースも多いです。


デートDVから抜け出す方法

これらのデートDVから抜け出すにはどうしたら良いのでしょうか? デートDVから抜け出す方法をいくつか紹介しましょう。


<恋人と別れる>

デートDVから手っ取り早く抜け出すなら、恋人と別れるほかありません。しかし、DVをしてくる恋人と別れるのはDVの度合いによっては注意しなければなりません。

気を付けないと、更にDVが悪化したり別れても付きまとわれたりしてしまう可能性があるからです。そのため、別れる時は徐々に距離を置いたり、第三者に立ち会ってもらったりして別れる安全に別れやすくなります。


<第三者を交えて話し合う>

「これからも恋人と付き合い続けたいけどDVはやめてほしい」という場合には、第三者を交えて話し合うのも良いでしょう。しかし、仲介してもらう人によっては話が更に深刻化することがあります。そのため、仲介者に誰を選ぶかはよく考えなければなりません。

また、いつ話し合うのかタイミングもしっかりと考えましょう。


<専門家に相談する>

デートDVには5つの暴力がありますが、身の危険を感じた場合には専門家への相談がおすすめです。弁護士に相談をすると、恋人に警告をしてくれます。それでも恋人がDVをして繰る場合には、法的措置を取ってくれます。

また、警察に相談をする場合は証拠を集めておかなければなりません。日記を書いたり音声を録音したり、怪我をした写真を撮ったりして証拠を集めてから警察に相談しましょう。


<DVの相談ができる窓口へ相談する>

DV被害を受けたら、公共・民間のDV相談窓口に相談をするのもおすすめです。「これってDVなのか分からない」「まずは第三者の意見を聞いてみたい」「どうしたらいいか分からない」といった場合には、DV相談窓口を利用しましょう。

LINEや電話で気軽に相談可能です。中には、一時避難ができるシェルターの案内をしてくれる団体もありますよ。


おわりに

「好きだからDVされても我慢しなきゃ」「私が悪いのかもしれない」とDVを我慢してしまう人は多いです。しかし、デートDVはあなたの体だけでなく心も傷ついてしまいます。

相手からのDVが悪化しないように、早めにDV相談窓口や弁護士・警察へ相談するようにしましょう。第三者へは中々相談しにくいかもしれませんが、身の危険を感じてからでは遅い場合があります。

警察へ相談する場合は、証拠を集めておくことでスムーズに対応してもらえます。DVを我慢せずに、身近な人や自治体などに相談してみてくださいね。


 

Written by 早紀

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