経験者が語る! DV男とDV女の特徴と出会った時の対処法
KOIGAKU / 2023年5月20日 18時23分
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経験者が語る! DV男とDV女の特徴と出会った時の対処法
DVとは、「ドメステック・バイオレンス」の略語。パートナー(もしくは元パートナー)から振るわれる暴力という意味で語られます。
よく聞かれるのが、女性がDV男から被害にあったというケース。ですが、意外とDV女も多く、悩んでいる男性は少なくないと言われています。
実際にDV被害にあった経験を持つ筆者が、DV男とDV女の特徴をあげつつ、対処法をお伝えします。
DV男だけじゃない!? 意外と多いDV女
DVと聞くと、女性が男性から受ける暴力をイメージする人が多いでしょう。しかし実際は、男性が女性から受けるDV被害もかなり多いと言われています。
男性にとって「女性からDVを受けている」という事実は、プライドが許さなかったり、世間体が悪かったりしやすいよう。そのため、DV女の存在はかなり見えづらいのが現状のようです。
DV男とDV女の特徴
ここでは、DV男・DV女の特徴について見ていきます。どちらも似たような性質を持っていることが多いため、まとめて紹介します。
<「あるべき思想」が強い
>
「男は(女は)こうじゃないと」という思い込みが強い人が多い印象があります。よく言えば真面目ですが、行き過ぎると頑固で融通がきかないのです。
自分にとっての理想が大きく、パートナーがそこに到達できない(と、本人は思っている)と怒りを抱きます。相手をコントロールして、自分の理想に近づけようとします。
もちろん、誰にだってそういう面はあるでしょう。パートナーに対して「もっとこうしてほしい」と感じることは、至極普通のことです。ただ、DV男とDV女の場合、そのアプローチ方法が暴力になってしまうのです。
<嫉妬深い、独占欲が強い
>
嫉妬深く、独占欲が強い、束縛をする。こうした特徴も、DV加害者のあるあると言えます。筆者はすべてのスケジュールを管理され、同性の友人と会うことすら禁じられました。破ると暴力です。
暴力の力を使って、相手を常に自分のテリトリー内に置いておきたいと考えるようです。彼らはパートナーの自由を認めません。あの手この手を尽くして、自分なしの世界で生きられないようにしようとするのです。
<実は自分に自信がない
>
嫉妬深さ・独占欲の強さは、裏返すと「自分に対する自信のなさ」によるものです。自信がないから、パートナーを信頼しきれない。常に「裏切られるのでは」という恐怖感があるのでしょう。
それが怖いから、さまざまな暴力を使って、相手を自分の手元に置いておこうとするのです。自信がないから、相手のことを信用できない。だから相手の自由を認められないのです。
<かっとなりやすい>
腹が立つことを言われたときにすぐかっとなる人、一度飲み込んで落ち着いて反論ができる人、いろいろですよね。DV男もDV女も、比較的かっとなりやすい人が多いと思われます。かっとなって我を忘れるから、後先考えずに暴力を振るってしまいます。
<外面は良かったりする
>
DV被害者に向けられる意見のひとつに、「そうなる前にわからなかったのか?」というものがあります。筆者の経験上、DV男は外面が良いです。だから、親密な関係になるまでなかなかわからない。DV女にも似た性質があるのではないでしょうか。
DV加害者には、「あるべき思想」が強い話をしました。社会で自分はこうあるべき、という理想の姿がきちんと見えているので、そこから大きく逸脱することはそうそうありません。
しかし、かっとなりやすいところがありますから、ちょっとしたことでスイッチが入ると途端に豹変するのです。それも、外の目が届かないところで。
DV男・DV女に出会ってしまったら? 対処法
もし、自分のパートナーがDV男・DV女だったら? 段階別に対処法をまとめました。
<相手と自分を分離して考える
>
DV加害者と被害者は、共依存関係になりやすいと言われます。暴力を振るう方も振るわれる方も、実は心の深いところでは依存しあっていて、離れられないという状態です。
パートナー、とくに夫婦の場合は、これが顕著です。「夫婦」として一つの塊のように認識しやすい関係性なので、共依存になりやすく、分離しにくいという問題があります。
<第三者を交えて話し合い
>
パートナーと自分をしっかり分離して考えられるようになったら、次は話し合いです。密室で話そうとすると、逆上した相手からひどい目にあわされる可能性があります。できるだけ人の目のある場所で、さらに可能であれば共通の友人など、第三者を交えて話すことが望ましいです。
<別れる覚悟を持つ
>
DVは、当然暴力を振るう側に問題があります。しかし経験上、被害を受けるのは他人と共依存関係になりやすい人が多いように思えます。
他人から見て“別れた方がいい相手”でも、被害者はなかなか別れられない。それは相手を「それでも自分を受け入れてくれる唯一の人」と思っていたり「自分が見捨てたら、相手はどうなってしまうだろう」と思っていたり、理由はさまざま。
さまざまですが、結果的にはズルズルと別れず関係を続けてしまいます。いざとなったらきっぱりと別れる! という強い覚悟を持っておくことをおすすめします。
まとめ
DV男・DV女の特徴と、被害にあった際の対処法をお伝えしました。DVは、実は私達の暮らしのすぐそばに、無数に存在します。自分には関係ないと思うことなく、まずは身近な問題として、少しだけでも意識してみてください。
そうすれば知らないうちに被害者になったり、また加害者になることも防げるはずです。
Written by 七尾なお
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