上司のドン引き発言集3つ
KOIGAKU / 2024年1月18日 17時33分
上司の言うことは絶対!? 組織で働いていると、どうしても上司の言うことを聞かなければいけないような気がしてしまいますが、上司が必ずしも素晴らしいことを言っているかというと、そうでもありません。
ここでは「上司としてどうなの!?」と感じてしまうドン引き発言について特集します。
上司としてどうなの? ドン引き発言集
<男性社会って根強い……(Aさん/26歳女性/事務職)>Aさん「再来週から産休をいただきます」
上司「そうか、仕事のことなんか忘れてゆっくり休みなさい」
Aさん「ご迷惑をおかけします。ありがとうございます」
上司「まぁ、女性ができる仕事は今でもそれほどないからな。旦那は休まないんだろ? これを機に家事と育児に専念するのもいいんじゃないか(笑)」
優しい言葉をかけてくれたと思ったのも束の間、女性を見下すような発言に、思わず眉間にしわが寄ってしまいます。家事と育児に専念するのもいいのでは……なんて、暗に退社を促してる? こんな考え方の男性が今の時代にいるということにも驚きです。
<精神論って……昭和ですか?(Bさん/22歳女性/美容師)>
Bさん「すみません、少し頭が痛くて……薬を飲んできていいですか」
上司「大丈夫? いいよ、行っておいで」
Bさん「ありがとうございます。すぐ戻ります」
上司「風邪? 最近の若い子はすぐ薬に頼るからなぁ。体調は気合いでなんとかなるもんだよ。『頭なんか痛くない』って思い込めば吹っ飛ぶから(笑)」
Bさん「あ、はい……頑張ります」
体調が悪いと訴えているのに、気合いでなんとかなるもんだと精神論を振りかざされ、ドン引きしたという経験談です。
当時はお店の人手が足りず、欠員を出すと回らないほどで、体調不良でも休ませてもらえないのはしょうがないと思ってとのことですが、それでも具合のよくない人に向かって「気合いで」なんて、言ってほしくないですよね。
<色仕掛け? なんて、絶対嫌(笑)(Cさん/29歳女性/商社営業)>
Cさん「私、初対面の人とコミュニケーションを取るのが苦手なんですよね」
先輩「それなら、スキンシップを取ってみたら?」
Cさん「え、それって大丈夫なんですか」
先輩「できるだけ近い距離で接して、ほんの少し触れるくらいなら大丈夫だと思うよ」
Cさん「なるほど……」
このときCさんが何気なく「コミュニケーションが苦手」と打ち明けたのは、部署内の実力派としても有名な先輩。
たしかに、営業成績がよく、初めて会った取引先からいきなり契約を取ることもあると聞いていましたが、なぜこれほど契約が取れるのか、その秘密を知ってしまいドン引き。
話術にも長けているのかもしれませんが、スキンシップという作戦があったんですね。これは誰でも真似できるものではありませんよね(笑)
ドン引きされない上司になるには?
<無理強いしない>飲み会への参加や休日への遊びにしつこく誘うと、パワハラを疑われてドン引きされてしまいます。
若い世代の人にとっては仕事とプライベートは別物。プライベートを仕事で侵されたくないと思っています。仕事で上司から指示があるのはいいとしても、オフの時間にまで干渉されたくないというのが部下たちの本音です。
ただ若い世代の人たちみんなが上司との飲み会が嫌いかと言ったら、そうではありません。飲み会は親睦を深めるための絶好の機会なので、一緒に飲みに行くことができるほどの信頼関係が作られているならOKです。
<頭ごなしに叱らない>
部下が失敗やミスをした時、ときに「どうしてこんなことをしたんだ!」と、カッとなって叱ってしまうことがあるでしょう。
一昔前なら、上司が部下を叱り飛ばすということはよくありました。しかし今では、親も先生も、子供を激しく叱責するようなことはしません。若い世代の人たちは大きな声で叱られることに免疫がなく、そんな対応をされるとパニックを起こしてしまうことも。
部下がミスをしたときには、なぜミスをしたのか、どのような考えから原因となる行動を取ったのかなど、静かにヒアリングをすることからはじめましょう。それに対して冷静にアドバイスをするほうが、上司として効果的な指導をすることができます。
<若い頃の話を持ち出さない>
先輩後輩間で話をしていると、大体「俺の若い頃は……」と、昔の話を引っ張り出してくる人がいます。
確かに、先輩の過去の経験談は、後輩たちにとっては新鮮でよい学びにもなります。しかし、聞いてもいないのに昔の話ばかりを持ち出して、「あの頃はよかった」だの「よく〇〇なことをしたものだ」など自慢気に話されると、後輩たちはうんざりです。
昔話をするなら、後輩からアドバイスを求められたときだけにして、自分から積極的に話すことは控えたほうがいいでしょう。大切なのは「今」です。
上司ならドン引き発言には気をつけよう
上司の発言は、部下や後輩にとって思った以上に重みのあるものです。自分では気軽に発言したつもりでも、部下や後輩の心に根強く残って、傷つけてしまっていることも有り得るので注意しましょう。
何より大切なのは、自分が上司であるという思い込みや構えを捨て、まずはフラットな立場で話をするように心がけること。現状をしっかり見て、思いやりのある発言をすることも大事にしてくださいね。
Written by さあや
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