【インタビュー】『わたしのハワイの歩きかた』監督、「ハワイのバカンス気分を味わって」

KOIGAKU / 2015年2月23日 11時28分

榮倉奈々が主演のオトナの女性の“日常脱出エンターテインメント”『わたしのハワイの歩きかた』のBD＆DVD発売を記念して、同作の前田弘二監督にインタビュー。「脱出しちゃう？」をキーワードに、会社のおカネを使ってやけくそ気味にハワイへ飛び出した主人公の姿は、仕事に恋に一生懸命な現代女性の共感票を獲得するはず！　「ハワイのバカンス気分を味わいながら、スカッとしてもらえたらうれしい」と語る前田監督にお話をうかがいました！

Q:ハワイを舞台にした本作は、どういうコンセプトで映画化が始まりましたか？

最初はシンプルにハワイで映画を撮りましょうというお題からはじまり、ハワイがモチーフになるのであれば、スローライフや自分探しなどではなく、アクティブなコメディーを、ということでスタートしました。ちょっと問題児かもしれないけれど、元気な女の子がハワイで暴れるみたいな青写真がまずあって。そこにほかの要素も盛り込み、楽しい映画にしようと。わりとはっちゃけた映画にしようと思いました。

Q:確かに主人公はパワフル女子ですが、女の子のキャラクター設定については？

実際にいいとか悪いとかいう感覚ではなくて、ストーリーがあって、それを飛び越えていくくらいのパワフルな女の子を描こうと思いました。それって、映画で観ていて、楽しいですよね。僕は“仁義”とかヤクザものがけっこう好みですが、近くにいてほしいかって言うと、それは別の話。フィクションを自由に楽しみたいです。

Q:撮影で一か月以上ハワイにいたそうですが、現地での日々はいかがでしたか？

楽しくて、気持ちよかったです（笑）。でも撮影に追われていたので時間はたっぷりありましたが、ユニオンの規定で撮影時間は短かったです。だから休憩も取らなくちゃいけないなか、撮り切らなくちゃいけなくて。でも、気候的には最高で、日本と違って雨が降ってもすぐ晴れる。天候で延期はなかったので、そこは恵まれましたね。

Q:『わたしのハワイの歩きかた』を楽しみにしているファンに、メッセージを！

この映画の主人公みのりは、決して大きな夢があるとか目標があるわけではありません。働くことが好きな彼女は膨大な仕事量をこなしていましたが、昇給もなく会社にいいように使われ、やがて不満が爆発し、会社の金を使ってやけっぱちでハワイに飛び出すところから物語が始まります。会社のお金で遊び倒すのはよくありませんが（笑）、映画の中で暴れ回る主人公とともにハワイのバカンス気分を味わいながら、スカッとしてもらえたら嬉しいです。

『わたしのハワイの歩きかた』